「ラクにたくさん吸うには?」 有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~

ラクにたくさん吸うには
どうやったらいいですか?

というご質問をいただきました。

有吉尚子です。こんにちは!

呼吸のことは管楽器吹きは
みんな気になることですね。

空気を吸い込むというのは普段は
人間の生命維持のための不随意な
働きですね。

これを楽器演奏に
利用したいわけなので、
吸うときに快適に行いたければ
吐くときのことも考慮に
入れる必要があります。

考慮に入れるって一体
何をすればいいの?
なんて思いますよね。

以前の記事で
自然な呼吸のリズムを邪魔せず
それを拡大して行きましょう
ということを書きましたが、
今日は具体的にはそれを
体験する方法をご紹介します。

まず最初に身体のコントロール
の精度を上げて演奏に有利な状態を
作るために頭が脊椎の上で自由に
動けるようにしておきましょう。

その上で、

1 最初に息を吐けるところまで
吐いてしまいます。

*最初に吸うのではないところが
ポイントです。

2 吐ききったと思ったら3秒
そのまま息を止めています。

3 苦しくなるので息を
止めるのをやめます。

4 息を止めるのをやめると勝手に
空気が肺に流れ込んできます。

*この時にわざわざ息を吸い込む
必要はありません。

5 自然に肺に入ってきた空気を
また吐き切ります。

6 2に戻る。

これを何度か繰り返します。

そうすると自然に入ってくる
空気の量はだんだん増えていきます。

呼吸のウォーミングアップですね。

アレクサンダー・テクニークで
「ウィスパード・アー」
(ささやきのアー)
と呼ばれているやり方の応用です。

これはトレーニングではなく、
人間が生きている限り常に
行なっている呼吸の動きを意識して
やってみるためのものです。

普段、空気は吐いたらその分
また吸う必要がありますが、
それはいちいち考えなくても
勝手に身体がやってくれます。

お腹を何とかして肩をどうこうして
なんて毎回考えてなきゃ
呼吸できない人はいませんよね。

それどころか吸気の助けになる
筋肉は存在しないお腹で
吸う時に何かしようとしたって、
できるのは吸気の邪魔だけです。

このやり方は
呼吸の動きによって肋骨や背骨が
動かされるので、軸より末端に近い
腕や指の動きも良くなるという
都合のいいおまけ付き(笑)

呼吸のためにできることを
何かやってみたいなというとき、
ぜひ試してみてくださいね!

クラリネット奏者/音楽センス引き出しレッスン講師
有吉尚子

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※この記事の著作権は有吉尚子氏に帰属します。


有吉尚子氏プロフィール

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栃木県日光市出身。
都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。
クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。

ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。

受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。
及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。

2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。
2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。

オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。
また、音楽講師のためのソルフェージュや音楽理論、演奏するときの効率的な身体の使い方などレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。

ボディチャンス認定ボディシンキング(身体の構造と機能指導資格)コーチ。
アレクサンダー・テクニーク教師。

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