CDレビュー:美しいのなんの楽しいのなんの!名古屋ダブルリードアンサンブル「アルメニアン・ダンス!」

フォンテック株式会社様から6/6発売の名古屋ダブルリードアンサンブルのCD「アルメニアン・ダンス!」が届きましたので、簡単にレビューしてみようと思います。

オーボエ属とバスーン属のみで構成された9人のアンサンブルで、吹奏楽の名作、リードの「アルメニアン・ダンス(全曲)」やホルストの組曲(1番・2番)を演奏してしまうCDです。

栗コーダー・カルテットみたいな感じかな~?と思いながら聴いてみたんですが、これがもう美しいのなんの楽しいのなんの、凄いんですよ。ゆるキャラ的なアレではないです。ガチでした。

アルメニアンダンス(パート1)の冒頭の「ヤパパ~ン」の瞬間こそ原曲との落差に「ぬふっ」って笑ってしまうんですが、すぐに笑っていられなくなるこの凄みね。作品のコアな部分にある美しさだけを抜き取ったかのようなサウンドと、見事すぎるアンサンブル。「ダブルリードすげえな!」って思いますよ皆さん。そしてなぜこれらの作品が未だに多くの人を魅了してやまないのか、その辺りも伝わると思います。

さすがに古くから使われている楽器だけあって、このサウンドに多くの大作家たちが魅了されてきたのもよくわかりますし、何よりこの完全無欠のアンサンブル。「小編成も何も、うちの吹奏楽部9人しかおりませんねん」っていう部活の顧問の先生や生徒さんにも聴いてほしいですね。人数が9人でも100人でもアンサンブルが肝だってことが改めて衝撃とともに伝わるんじゃないかと思います。

見事な演奏、見事なアレンジ、なんて素敵なアルバムが生まれてしまったんでしょう!ああ!生きてて良かった!これは愛聴盤になりますね。

興味本位でも何でも良いのでまずは聴いてほしい。そんなアルバムです。ブックレットには「ダブルリード辞典」「Q&A」があり、ダブルリードの魅力をもっと知ってもらおう、という気合いを感じます。配信でもブックレットをPDFで見られたりしますが、あまり見ないですよね。でもCDだと、「せっかくだし読んでみよう」ってなります(少なくとも僕はそうです)。そのチャンスを逃さない、聴いてもらうだけで終わりにしないぞ、というこの熱さ。惚れますね。

こちらのCDは「WBP Plus!」でもお取り扱いしています!


レビュー:梅本周平(Wind Band Press)


商品詳細は以下の通り。

▼メーカーより

世界的にも珍しい、ダブルリード楽器のみで構成される「名古屋ダブルリードアンサンブル」。待望の3rdアルバムは、吹奏楽の名曲「アルメニアン・ダンス」とホルストの「吹奏楽のための組曲」を収録。結成16年目の円熟した響きと編曲の妙をご堪能ください!

品番:FOCD20113
定価:¥2,400+税

演奏:名古屋ダブルリードアンサンブル
オーボエ:山本直人、小木曽栄里子、羽佐田優子
オーボエダモーレ&イングリッシュホルン:石田正
イングリッシュホルン:小室真美、須田聡子
バスーン:野村和代、桑原真知子
コントラバスーン:冨士川健

収録内容:

1. アルメニアン・ダンス パート1:アルフレッド・リード(編曲:山本直人)

2-4. アルメニアン・ダンス パート2:アルフレッド・リード(編曲:山本直人)

5-7. 吹奏楽のための第1組曲 変ホ長調 作品28-1:グスターヴ・ホルスト(編曲:山本直人)

8-11. 吹奏楽のための第2組曲 ヘ長調 作品28-2:グスターヴ・ホルスト(編曲:山本直人)

12. 主よ、人の望みの喜びよ:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ(編曲:石田正)

こちらのCDは「WBP Plus!」でもお取り扱いしています!

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