武田綾乃氏の最新作『飛び立つ君の背を見上げる』が2021年2月13日（土）に宝島社より発売される。本作は 累計160万部を突破した「響け！ ユーフォニアム」シリーズのスピンオフで、 本編の人気キャラクターである中川夏紀の視点で、 吹奏楽部の同級生３人（傘木希美、鎧塚みぞれ、吉川優子）を描く物語。 部活を引退した高校３年生が過ごす日常を通して、 ４人それぞれの友愛や絆を描いた青春小説。 また、 初回版には主人公のひとり、 傘木希美視点の特別短編冊子 「記憶のイルミネーション」が付属する。武田綾乃氏は『今日、 きみと息をする。 』（宝島社文庫）でデビュー。 ２作目となる『響け！ ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』（宝島社文庫）がテレビアニメ化され大ヒットシリーズとなった。 最近では著書が第40回・第42回吉川英治文学新人賞、 第37回織田作之助賞の候補作に選ばれている。 繊細な感情の機微や人間関係を描くことに定評がある。
『飛び立つ君の背を見上げる』定価：本体1500円＋税発売日：2021年2月13日ISBN：978-4-299-01351-4
★著者コメント★
いつの日か中川夏紀を主人公にした物語を書きたいと思っていたのですが、 それがようやく形になりました！
「響け！ ユーフォニアム」シリーズのスピンオフ作品という位置づけですが、 青春小説として、 一つの物語として、 クオリティーに妥協せず書くことを心掛けました。
美しい作品に仕上がったと思います、 何卒よろしくお願いします！
■＜武田綾乃（たけだ・あやの）＞
1992年、 京都府生まれ。 2013年、 第８回日本ラブストーリー大賞隠し玉作品『今日、 きみと息をする。 』（宝島社文庫）でデビュー。 「響け！ ユーフォニアム」シリーズ（宝島社文庫）がテレビアニメ化され話題に。 『その日、 朱音は空を飛んだ』（幻冬舎）で第 40回吉川英治文学新人賞候補に、 『愛されなくても別に』（講談社）で第37回織田作之助賞の候補となる。 他の著書に『青い春を数えて』（講談社）、 「君と漕ぐ」シリーズ（新潮文庫 nex）、 『どうぞ愛をお叫びください』（新潮社）、 『石黒くんに春は来ない』（幻冬舎文庫）がある。
■「響け！ ユーフォニアム」シリーズとは？
吹奏楽コンクールで全国大会金賞を目指しながら成長する高校生たちを描いた青春小説。 本作をきっかけに 、 それまでマイナー楽器の代名詞だったユーフォニアムを希望する新入部員が増えるなど、 吹奏楽経験者や10代を中心に大きな反響を呼んだ。
また、 2015年に京都アニメーションによりTVアニメ化されたのを皮切りに、 これまでにTVシリーズ２作、 劇場版４作が制作されている。 物語の舞台である京都府宇治市では、 モデルとなった場所やゆかりのある場所“聖地”と呼ばれ、 全国から多くのファンが訪れ、 盛り上がりを見せている。 シリーズヒットを受け、 著者の武田綾乃は2016年より地元宇治市の観光大使に就任した。
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