府中の森芸術劇場 ウィーンホールにおいて、トランペット奏者イエルーン・ベルワルツ氏、オルガン奏者クリスチャン・シュミットによるデュオ・リサイタルが開催される。ヴィヴィアーニ、バッハ、マルチェッロ、マルティーニといったバロック作品、そして細川俊夫、エベン、武満徹といった近現代作品を並べた「一粒で二度おいしい」プログラム。
公演詳細は以下の通り。
日時:2018年9月12日(水)19:00開演/18:30開場
チケット:全席自由
前売:3,500円
当日:4,000円
チケット取扱
・チケットふちゅう 042-333-0000 (受付 10時~18時)※劇場休館日は休業
チケふnet. (パソコン・モバイル)※ 24時間受付
・チケットぴあ(Pコード:109-457)
Tel. 0570-02-9999(24時間)
・オカムラ&カンパニー
Tel. 03-6804-7490(平日10:00~18:00)
Mail info@okamura-co.com
※車いす席はチケットふちゅう(042-333-9999)電話予約にて受付
■出演:
トランペット:イエルーン・ベルワルツ
パイプオルガン:クリスチャン・シュミット
■プログラム:
G. B. ヴィヴィアーニ:トランペットとオルガンのためのソナタ第1番ハ短調
Giovanni Buonaventura Viviani (1638-1692):Sonata prima for Trumpet and Organ
細川俊夫:雲景
Toshio Hosokawa (1955-):Cloudscape for organ solo
A. マルチェッロ:トランペット協奏曲 ニ短調
Alessandro Marcello (1669-1747):Concerto in D minor for Trumpet and Organ
P. エベン:《聖書に基づく4つのダンス》よりIV.「カナの婚礼」
Petr Eben(1929-2007):The Wedding at Cana for organ solo from 4 Biblical Dances
P. エベン:《シャガールの窓》よりIV.レヴィ- 金の窓
Petr Eben:IV. Levi, the golden window for trumpet and organ from Okna
G. B. マルティーニ:トランペットとオルガンのためのトッカータ
Giovanni Battista Martini(1706-1784):Toccata for trumpet and Organ
武満徹:径(みち)-ヴィトルド・ルトスワフスキの追憶に-
Toru Takemitsu(1930-1996):Paths -In Memoriam Witold Lutos?awski-
J. S. バッハ:いと高きにある神にのみ栄光あれ
Johann Sebastian Bach(1685-1750):Allein Gott in der Hoh‘ sei Ehr’ BWV 662a
J.S. バッハ:トッカータとフーガ ニ短調
Johann Sebastian Bach:Toccata and fugue in d BWV 565
J.S. バッハ:協奏曲 ニ短調 BWV972 (原曲/ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲ニ長調RV230)
Bach/Vivaldi:Concerto in D for Trumpet BWV 972
他
■主催:オカムラ&カンパニー
■共催:公益財団法人府中文化振興財団
■注意事項
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※演奏曲目は出演者の都合により変更になる可能性があります。
<イエルーン・ベルワルツ(Jeroen Berwaerts)プロフィール>
1975年、ベルギー出身のトランペット奏者のイエルーン・ベルワルツは、しなやかな音楽的説得力、高い技術と繊細な音楽性をもつ演奏家である。レパートリーはバロックから現代音楽、ジャズに至るまでの様々な時代や様式の作品を含んでいる。トランペット奏者としての活動をしながら、ゲント王立音楽院でジャズボーカルを修了。ピアノ、ドラムやブラスバンドと共演し、いくつものプログラムを展開する。トランペットと声を、クラシックやジャズ、その他様々なジャンルとユニークな組合せを自在に操る稀有な音楽家である。ベルギーのアルス・ムジカ、ラインガウなど、各国の国際的音楽祭に招かれている。シュレスヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭、2005年には、細川俊夫のトランペットソロとアンサンブルのための作品「旅 VII」を初演。ニーダーザクセン州音楽祭では2012年サイレント映画とのコンサートを行う。また、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、NDRハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、ミュンヘンシンフォニカー、ジュネス・ミュジカーレ・ワールド・オーケストラ、フランドル交響楽団などと、アラン・ギルバート、ヤコブ・クライツベルクらの指揮の下共演。また1999年からハンブルク北ドイツ放送交響楽団の首席トランペット奏者をつとめ(2014年7月まで在籍)、同オーケストラの独奏者としてもしばしば登場している。2013年9月に来日。サントリーホールで、準メルクル指揮東京フィルハーモニー管弦楽団とともに細川俊夫の新作トランペット協奏曲「霧の中で」の世界初演を行った。同作品は、2014年の3月上旬に、キールとハンブルクで、マティアス・ピンチャー指揮ハンブルク北ドイツ放送交響楽団によって再演された。また、HK・グルーバーの “Busking”をアンサンブル・レゾナンツとの共演やアレクサンドル・メルニコフとヒンデミットのトランペット・ソナタも演奏などが予定されている。ヒンデミットのソナタは、ハルモニア・ムンディにて録音予定。CD録音も活発である。最初のCD「In the Limelight」、ギュンター・ヴァント指揮北ドイツ放送オーケストラによるモーツァルト「ポストホルン・セレナーデ」のライブCD(RCA)録音などは高い評価を受けている。さらに2012年には、ピアニストのアレクサンドル・メルニコフと、テオドール・クレンツィス指揮マーラーチェンバーオーケストラとともに、ショスタコービッチのピアノ、トランペットと弦楽オーケストラのための協奏曲を録音した。同じ年にNEOSレーベルから、ロベルト・プラッツ指揮ルクセンブルクフィルハーモニック管弦楽団と共演での、細川俊夫の「旅 VII」を含むCDが発売されている。また2015年秋の来日ツアー終了後CD録音が実現し、細川の同作品のトランペットとピアノ版の世界初録音を含む「トランペット・テールズ」が日本アコースティックレコーズより2016年6月にリリース(ピアノ:中川賢一)。ベルワルツ初のMade In Japanの貴重なCDとなる。2017年2月武満徹作品を含む「Singnals from Heaven」を2016年にデビューアルバムを発表したばかりのドイツの新星スラプティアブラスとヨーロッパでリリース。同プログラムでエルプフィルハーモニーデビューも行う。2018年1月にも日本でBrass Ensemble ZEROとの共演CD「三文オペラ」がリリースされた(日本アコースティックレコーズ)。
カールスルーエで、名高いトランペットの巨匠であるラインホルト・フリードリヒに師事した。「モーリス・アンドレ・コンクール」「ヨーロッパの若きトランぺッターコンクール」「プラハの春国際音楽コンクール」「モーリス・アンドレ・トランペット・コンクール」などで受賞している。
2008年よりハノーファー音楽大学でトランペット教授をつとめている。ヤマハのアーティト。
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