ドラマティックでスケールの大きい作品が多く、日本でもヒットするかと思いきや特にヒットしていない感のあるオランダの作曲家ハーディ・メルテンス。
素晴らしい作曲家なのですがあまり話題に上がらないので、本人から情報を頂いたこの機会にぜひ知っていただきたいと思います。
メルテンスは1960年生まれ。ユトレヒト大学で音楽学、ユトレヒト音楽院で作曲と指揮を学びました。オランダ王立軍楽隊でクラリネット奏者およびアレンジャーとしてキャリアをスタートさせましたが、後に作曲家、指揮者として世界中で知られることになります。
現在はティルブルフ音楽院で指揮法を教える傍ら、いくつかのオランダのコミュニティ・バンドを指揮し、多くのコンテストで賞を獲得しています。また多くの国で客演指揮や講師も務めています。
彼の作品はWMCの課題曲になったりもしているので、熱心な吹奏楽ファンならおなじみですね。
近況としては、イタリアのBanda Musicale Monastirの委嘱作品「THE MEMORY OF THE STONES」の初演が2016年12月にイタリアのモナスティールで行われます。指揮はAlessandro Cabras。14分ほどの作品だそうです。
Marie-Jeanne van Deurenの詩が入るのかもしれません。
最近初演が終わった作品としては、「DOOWYLLOB」があります。詳細は不明ですが、2016年の7月23日に初演されたばかりです。
最近の出版作品は、HAAFABRAの2016-2017のカタログによれば「Land of thousand flavours」が出版されています。
二胡のためのコンチェルトですがヴァイオリンかソプラノ・サクソフォーンでも代用可能。
他にもいろいろなタイプの作品があるのでHAFABRAのサイトでたくさん聴いてみてください。
作品集も出ています。
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