こんにちは!
Wind Band Press編集長の梅本です。
編集長コラムでは、最近気になることや、経験上何か役立ちそうなことなんかを、ちょこちょこと書いていきます。
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今日は2023/2/17号のバックナンバーです。
さて今日は「地方に拠点を置く事例」というお話。
企業向けの話にはなるかと思いますが、企業じゃない団体にもなにかのヒントがあるかもしれません。
イギリスのメジャーレーベルEMIが、国内のリーズを拠点とした「EMIノース」というレーベルを立ち上げました。
イギリス北部地方のアーティストの発掘と支援(地元の才能を応援して投資し、新しい観客を見つけ、ビジネスを築く手助けをすること)が主な目的だそうです。
ここから学ぶことは色々ありそうだなあと思います。
クラシック関係の会社の中にも支店とか支社、出張所などを設けている会社は結構あるかもしれないのですが、ブランドとして「地方」を打ち出してある程度本社と切り離して運営させるのは面白いかなと思います。
各地にその地方ならではのアーティストがいて、彼らが地元の音楽シーンを作っていると思います。(プロアマ問わず)
その中で様々な媒介としてレーベルが間に入れば、ブランドの存在感も高まっていくかなと思います。
今どきCDを作るだけがレーベルの仕事ではないし、楽譜を出版するだけが出版社の仕事というわけでもない、と思うんですよね。
各地方のシーンと企業が密接に結びつくことによって、新しいビジネスの芽が出るかもしれません。
クラシック音楽企業にもそういうことを期待したいなと思った情報でした。
アマチュアでも、最近は一部でブラスバンドやファンファーレオルケストをやろう、という動きが活発になっていると思いますが、こういう体験会や団体の立ち上げも、どこかにセントラルがあって、地方の「やりたい!」という人にノウハウを教えてあげたり、現地に行って一緒に奔走したり、そういうことをすることで文化の根付き具合も変わってくるかなと思います。
また、ぼんやりとしか見えていませんが、部活動の地域移行の問題についても、何かしらヒントがありそうだなという気がします。
いずれにしても優秀な人が欠かせないので、そう簡単な話ではないのですが、例えば僕がいる広島にしても、広島が活動のメインになっているクラシックのアーティストも多いので、方向としてアリだなと思った話でした。
以上、メルマガバックナンバーでした。
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