ウィーン・フィルの首席奏者、さらには事務局長を務め、同団のソロ・フルート奏者としても世界中で活躍するディーター・フルーリー(Dieter Flury)氏。
ちょうど日本に滞在していた昨日、氏よりメールが届きました。
フルーリー氏は自分のウェブサイトを持っているのですが長らくアップデートされていないようで、今回は(おそらく特別に)パーソナルなメールで近況を知らせて頂きました。
(ウェブサイトのほうはそのうち何とかするそうです)
少しさかのぼりますが、フルーリー氏は今年の9/28から仙台を訪れており、10/15-16日の日立システムズホール仙台、サントリーホールでの公演の準備をしていたそうです。
この公演では郡山、仙台のジュニアオーケストラと岩手県立宮古商業高等学校吹奏楽部と共演しています。
これに至る過程などについてはサントリーホールのサイトに記載があったので引用させていただきます。
日本を定期的に訪れているウィーン・フィルは「日本は私たちのアジアでの故郷」と述べ、東日本大震災に際して「最も大切な日本の友人たちへ、お見舞いの気持ちを伝えたい」と100万ユーロの寄付を申し出ました。サントリーグループも同額を拠出し「ウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金」を設立、被災地での活動を継続しています。今年は5年間の集大成として10月16日にウィーン・フィル&サントリー音楽復興基金「こどもたちのためのコンサート」特別公演~岩手・宮城・福島のこどもたちとウィーン・フィルメンバーによる夢の共演~を、サントリーホールで開催いたします。
というわけでした。
この演奏会で、フルーリー氏はモーツァルトのフルート協奏曲第2番を演奏しています。
また昨日になりますがヤマハホールにて(ヤマハ会員限定のようですが)リサイタルを行っています。
(フルーリー氏はヤマハのアーティストで、ヤマハのサイトによれば使用楽器はYFL-971BHとのこと)
ピアノは成田有花さん、演目はブルクハート「無伴奏フルートのための組曲 Op.98」、モーツァルト「ソナタ ホ短調 K.304」、シューベルト「「しぼめる花」の主題による序奏と変奏曲 」だったようです。
また今後ですが11/1と11/2にはウィーン・フィルのツアーで韓国・ソウルを訪れます。演目はベートーヴェンの6番とブラームスの4番。
11/16にはオーストリアのグラーツ大学で門下生のコンサートがあるそうです。
どんな奏者と出会うかはこれもまたご縁ですので今までフルーリー氏の演奏を聴いたことがない方もおられるかもしれません。
ぜひYouTubeで探してみてくださいね。
再来日が待ち遠しいですね!
すごく短いですがファンにはたまらないフルーリー氏のメッセージ動画(字幕付き)
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