「時間がない時の練習法」有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分 44 秒です。

練習はしたいけれど

どうしても時間が取れない、

そんなときどうしていますか?

有吉尚子です。

こんにちは!

レッスンで先生に相談しても

「なんとか時間を作ってください」

なんて答えが返ってきては

困ってしまいますよね。

そういう時はやりたい曲に
必要なステップを細かく分けて

5分で出来るようチャンクダウン

してもらうのも一つの手段です。

新しい曲や複雑なフレーズを

練習するとき、

引っかかったところをやみくもに

繰り返して練習したりなんてせず

丁寧に楽譜を読んで

ソルフェージュをはっきりさせる

のは効果的です。

そういう練習の仕方の知識や習慣が

なかったり急いでいたりすると

「時間がないから最初から

インテンポで!」

なんてことをしてしまいがち。

そういう一か八かのトライを
何度も繰り返して偶然成功する
ときもあればたくさんの失敗も
するでしょう。

そうすると脳は無意識だろうと
全部覚えますから、
たくさん繰り返したことが
身につきますね。

何度も失敗していれば、
それは失敗するための練習に
なってしまいます。

そうやって望むことに繋がらない

手段で押し切ろうとして

結局うまくいかないことをするのは

時間も体力も勿体ないですよね。

望む結果を実現しようと思ったら

その結果が引き起こされるのに

必要なだけの手順を踏むのが

遠回りのようでやっぱり近道。

複雑なフレーズがスムーズに演奏
できるようになりたい場合は
とにかくインテンポで繰り返す
というのは無意味どころか
有害でさえあります。

ここでの目的にきちんと
繋がる手順というのは
やっぱりゆっくりからやること。

指も息のコントロールも
タンギングも、
まずは確実にできるくらい
ゆっくりなテンポで
成功した体験を
積み上げることが大切。

そして失敗したら
反射的にやり直したりしないで
一呼吸おき、どういうところが
なぜできなかったのか、
次はどういうトライをしようか、
トライしてみたらその結果
わかったことはなにか、
ということを考えてから
もう一度音を出すことを
勧めたいですね。

めんどうなようですが
そうやって計画と行動と結果を
毎回ちゃんと考えると
100回無意味に繰り返すより
ずっと短時間で上手くなります。

忙しくて練習時間があまり
取れない方にこそオススメです。

とはいえゆっくりからだんだん速く
していく練習には少し時間をかけて
丁寧に行う必要があります。

どうしても忙しくて一回か二回
全体を通すくらいしか時間が
取れない場合、
声に出してそれが読めて
心に余裕を持って演奏できる、
絶対に間違えようのないほど
ゆっくりなテンポで一回だけ
通すのがおすすめです。

ソルフェージュと身体の
コントロールに必要なことが
はっきりしてそれが脳に定着
していきます。

その後、テンポを上げた時に
むやみに速くしかやらなかった
場合に比べて段違いに正確で
コントロールの行き届いた
演奏になること間違いなしです。

練習方法についてレッスンで
触れることってなかなか
ありませんが手順を
理解するのは大切。

高い場所に行きたければ
壁に体当たりして玉砕・・・
なんてことせず登れる階段を
作ってしまうのが一番ですね!

どうぞ取り入れてみてくださいね!

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※この記事の著作権は有吉尚子氏に帰属します。


有吉尚子氏プロフィール

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栃木県日光市出身。
都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。
クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。

ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。

受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。
及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。

2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。
2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。

オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。
また、音楽講師のためのソルフェージュや音楽理論、演奏するときの効率的な身体の使い方などレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。

ボディチャンス認定ボディシンキング(身体の構造と機能指導資格)コーチ。
アレクサンダー・テクニーク教師。

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