シンガポールの作曲家ジンジュン・リー氏(Jinjun Lee)の最新情報

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Photo by: Teerapol Kiatthaveepong

※12/27:性がLee、名がJinjunだったので記事を一部修正しています。

シンガポールの作曲家ジンジュン・リー氏(Jinjun Lee)。

氏から最新情報が届きましたのでご紹介します。

まずはバイオグラフィーから。


ジンジュン・リー氏(Jinjun Lee)はシンガポールの作曲家、演奏家。

シンガポールの作曲家協会の一員として、彼の作品は有名な作曲家ヨハン・デメイ(Johan de Meij)、アルヴィン・アルムガム(Alvin Arumugam)、アドリアン・タン(Adrian Tan)によって指揮され、シンガポール・ウィンド・シンフォニー(Singapore Wind Symphony)、シンガポール経営大学シンフォニア(Singapore Management University Symphonia)、ラッフルズ・ウィンズ(Raffles Winds)によって演奏されています。

最近、彼の作品「What Does the Future Hold?」は2014年ワールド・プロジェクト・作曲コンクール(World Projects Composition Contest)で第1位の賞を受賞し、2015年ロサンゼルス国際音楽祭(Los Angeles International Music Festival)の一環として、リバーサイド・シティ・カレッジ・ウィンド・アンサンブル(Riverside City College Wind Ensemble)がウォルト・ディズニー・コンサートホールで初演しました。

ナショナル・デーの祝賀コンサートの一環として、シンガポール・ウィンド・シンフォニーのために委嘱を受け”Sing!”を作曲しました。

彼のトランペット・ソロのショーピース「Variations on Chan Mali Chan」は、2014年にトランペット奏者のジョー・バーグステイラー(Joe Burgstaller)によって初演されています。

「The Straits Times」は、「アーバンの『ヴェニスの謝肉祭』へのローカル・アンサー」と称賛されました。それ以来、シンガポールと中国、アメリカ、ベルギー、ドイツ、スペインなど世界中の多くの国々でユーフォニアム版が世界的なユーフォニアム奏者スティーヴン・ミード(Steven Mead)によって演奏されてきました。

彼はまた、ディック・リー(Dick Lee)、シュン・ウン(Shun Ng)、ジェレミー・モンテイロ(Jeremy Monteiro)などシンガポールの主要音楽家による音楽を含むシンフォニック・バンドのための編曲も行っています。

吹奏楽のための作品のほかに、室内楽作品も積極的に作曲しています。

トロンボーン四重奏のための「Sea Stars」は、シンガポール・ローブラス・フェスティバル2015(Singapore Low Brass Festival 2015)の一環として、トロンボーン・ソサエティ(the Trombone Society)(シンガポール)に演奏されました。

エスプラネード・シアター・オブ・ザ・ベイ(Esplanade – Theatres by the Bay)で発表された一連の公式リサイタル「クール・クラシック」では、トランペット、トロンボーン、ピアノのための「4つのダンス」も演奏されました。

ソロ・ユーフォニアムと金管六重奏のための「ユーフォニアム協奏曲(Concertino for Euphonium)」はスティーヴン・ミードの最新アルバム「Dream Times」に収録されました。

彼はまた、シンガポール・ウィンド・シンフォニーが主催するヤング・コンポーザー・チャレンジの指導者としての役割も果たしています。

また、Naval Base Secondary Symphonic Bandの学生のために作曲コースを行い、結果、彼ら学生自身の作品は学校の創立60周年を祝うためにバンドで演奏されるためのものとなりました。

彼は現在王立北部音楽大学(Royal Northern College of Music)の生徒であり、アダム・ゴーブ(Adam Gorb)とポール・パターソン(Paul Patterson)に師事しています。

作曲以外にも、オーケストラ・オブ・ミュージック・メーカーズ(Orchestra of the Music Makers:OMM)、ウィンドスターズ・アンサンブル(Windstars Ensemble)、フィルハーモニック・ウィンズ(Philharmonic Winds)、B5ブラス・クインテット(B5 Brass Quintet)など、多数のグループのトランペット奏者として活躍しており、有名なチェルトナム音楽祭(Cheltenham Festival)にOMMのメンバーとして参加しています。

奨学金を得てYong Siew Toh Conservatoryでシンガポール交響楽団(Singapore Symphony Orchestra)の首席トランペット奏者であるジョン・ダンテ(John Dante)のもとでトランペットを学びました。


バイオグラフィーは以上。

続いて最新の情報です。

今のところ大きなイベントはないそうですが、2017年2月にマンチェスターの王立北部音楽大学(Royal Northern College of Music)で吹奏楽作品の初演があるそうです。

氏の作品は1作品のみWorld Projects Publicationsから出版されていますが、残りはすべて自費出版。(作品のほとんどはWind Band Pressと同じくONSAが運営するGolden Hearts Publicationsでもお取り扱いしています

2016年6月には、「March Right Foot First」という日本の行進曲のパロディーを作って、シンガポールのAnglo-Chinese Junior College Symphonic Bandで初演され、その後日本で2回演奏されているそうです。

まだまだこれからが楽しみな作曲家ですので、注目していきましょう!




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