デ・ハスケ(De Haske)から最新カタログ盤「Winds on Fire」が届きましたので、簡単にレビューしてみようと思います。
まあこの手のものは聴く人によって(目的によって)何が良いかってのが変わりますので(コンクールでカットしやすいとか)何とも言えませんが、デハスケの楽曲はクオリティ高いのが多いので、聴いておいて損はないでしょう。
当然日本の吹奏楽コンクール意識してるわけではないので「吹奏楽コンクール自由曲集」ではないですが、コンクールの選曲以外にCDは買わないという人でも聴いておいた方が良いと思いますけどね。
定期演奏会で演奏すればいいじゃないか。という感じです。
最近はデハスケもドカーンと2枚組で出してくることが多く、今回も2枚組。
2枚目は半分くらいポップスです。
これも個人の好みになりますが特に「これ良いなあ」と思ったのは下記。
Festival Bells:Thomas Doss
Concertino for Clarinet:Franco Cesarini
Fields of Honour:Thierry Deleruyelle
Man in the Ice:Otto M. Schwarz(これは以前の作品をグレード2.5に書き直したもので、初心者が多いバンドなんかにもオススメです)
Winds on Fire:Bert Appermont
Cambrinus:Matthias van Nispen tot Pannerden
Apollo 11:Otto M. Schwarz
Sahara:Thierry Deleruyelle
Kool & the Gang Greatest Hits:arr. Gilbert Tinner
Hallelujah:Leonard Cohen / arr. Michael Brown
すでに日本でも結構有名な人の作品が多くなりますが(安定してますね)、まだ有名ではなさそうな作曲家ではティエリー・ドゥルルイェル(Thierry Deleruyelle)がとても良いので要チェックです。
昨年11月に亡くなったレナード・コーエンの歴史に残る名曲「ハレルヤ」も、ぜひ多くのバンドに演奏してほしいですね。
Wim Laseromsみたいにベテランだけどなかなか日本で流行らない人もいるのですが、聴く人によっては日本人でも当然ハマる可能性もあるので、ぜひこういう沢山の作曲家の作品が収録されたCDを聴いて「マイお気に入り」を探して欲しいなあと思います。
国内のコンクール自由曲集だけ聴いて終わってたらちょっともったいないですね。(予算のご都合もあるとは思いますが、よしなに)
レビュー:梅本周平(Wind Band Press)
商品詳細は以下の通り。
品番:DHR 02-060-3
メーカー:De Haske
演奏:V.A.
指揮者:V.A.
収録内容:
Festival Bells:Thomas Doss
Highdays and Holidays:Philip Sparke
暁光の幻(A Vision of the First Light):八木澤教司
Concertino for Clarinet:Franco Cesarini
White Winged Flight:Tom de Haes
A Knight’s Tale:Wilco Moerman
Tchaikovsky Highlights:Pyotr llyich Tchaikovsky / arr. Wil van der Beek
Fields of Honour:Thierry Deleruyelle
Man in the Ice:Otto M. Schwarz
Winds on Fire:Bert Appermont
Salute to the Victor:Philip Sparke
Cambrinus:Matthias van Nispen tot Pannerden
新たなる息吹き(A New Beginning):八木澤教司
Apollo 11:Otto M. Schwarz
Sahara:Thierry Deleruyelle
The White Stone:Jacob de Haan
March of the Day:Wim Laseroms
Upside Down:Filip Ceunen
Sunny Side Up:Gerald Oswald
Fever:arr. Marc Jeanbourquin
You’re The One That I Want:John Farrar / arr. Filip Ceunen
Hans Zimmer: Movie Milestones: arr. Michael Brown
Kool & the Gang Greatest Hits:arr. Gilbert Tinner
Hallelujah:Leonard Cohen / arr. Michael Brown
Pokemon Theme:Tamara Loeffler & John Siegler / arr. Paul Murtha
Highlights from The Lion King:arr. Michael Brown
Can’t Stop the Feeling:Justin Timberlake, Max Martin & Shelback / arr. Paul Murtha
協賛
その他Wind Band Pressと同じくONSAが運営する各事業もチェックお願いします!
■楽譜出版:Golden Hearts Publications(Amazon Payも使えます)
■【3社または3名限定】各種ビジネスのお悩み相談もお受けしています!
様々な経験をもとに、オンラインショップの売上を上げる方法や商品企画、各種広報に関するご相談、新規事業立ち上げなどのご相談を承ります。お気軽にお問い合わせください。
▼人気の記事・連載記事
■プロの指揮者・岡田友弘氏から悩める学生指揮者へ送る「スーパー学指揮への道」
■有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~
■【エッセイ】ユーフォニアム奏者・今村耀の『音楽とお茶の愉しみ』
■石原勇太郎の【演奏の引き立て役「曲目解説」の上手な書き方】
■石原勇太郎エッセイ「Aus einem Winkel der Musikwissenschaft」
■音楽著作権について学ぼう~特に吹奏楽部/団に関係が深いと思われる点についてJASRACさんに聞いてみました
■【許諾が必要な場合も】演奏会の動画配信やアップロードに必要な著作権の手続きなどについてJASRACに確認してみました