オーストリアの作曲家、ゲルノット・ヴォルフガング氏(Gernot Wolfgang)より最新情報のまとめが届きましたので、簡単なバイオと合わせて紹介します。
ゲルノット・ヴォルフガング氏(Gernot Wolfgang)は1957年にオーストリアのバート・ガスタイン(Bad Gastein)に生まれ、現在はアメリカ・ロサンゼルスに移住しています。
彼は南カリフォルニア大学(USC)の「映画とテレビのスコアリング」プログラムを卒業し、ボストンのバークリー音楽院とオーストリアのグラーツ音楽大学で学位を取得しています。
氏はこれまで、ロサンゼルス室内管弦楽団、サンタバーバラ室内管弦楽団、欧州放送連盟のジャズフェスティバル、ロサンゼルスフィルハーモニーのミシェル・ズコフスキー(クラリネット) 、ジョアン・ピアース・マーティン(Joanne Pearce Martin:キーボード)、David Breidenthal(ファゴット)、Verdehr Trioとミシガン州立大学、ドビュッシー・トリオ(Debussy Trio)、Martha’s Vineyard Chamber Music Society、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校、Oesterreichische Kammersymphoniker(オーストリア)、Jazz Bigband Graz (オーストリア)、ロサンゼルスを拠点とする室内楽シリーズのChamber Music Palisades、パシフィックセレナード、サウスベイ室内楽協会などから40以上の委嘱を受けています。
1990~93年、グラーツの音楽大学でジャズの作曲とハーモニーの講師を務めました。
彼はカリフォルニア大学ロサンゼルス校、テキサス・テック大学、ウィーン国立音楽大学、メキシコのオアハカのInstrumenta Veranoでゲスト講演とマスタークラスを行っています。
氏は、American Composers Forum、アメリカ音楽センター、オーストリア教育芸術省、オーストリア科学研究省、Austro Mechana、バークリー音楽院、ビルボード・マガジン、BMI(Broadcast Music, Inc.)、フルブライト・コミッション、オーストリアのチロル州から賞や奨学金を受けています。
氏は、映画やテレビ音楽業界のオーケストレーターとしても活動しており、現在、ロサンゼルスの現代音楽作曲家による音楽祭「HEAR NOW」の芸術監督と、ロサンゼルスをベースとした室内楽委嘱プログラムであるコアテット(Coretet)の諮問委員を務めています。
さてここから最新情報です。まずは初演について。
フルート、オーボエ、クラリネットとファゴットのための「PARALLEL UNIVERSE」が2016年11月6日にPennsylvania Quintetのメンバーによって初演されました。
次に最新の出版についてですが、ファゴットのピアノのための「FLURRY」がウィーンのDoblinger Music Publishersより出版されました。
その他の情報としては、彼の室内楽作品CD「Passing Through」がグラミー賞にノミネートされています。
このCDには「FLURRY」のほか、オーボエとピアノのための「PASSING THROUGH」、オーボエ、ファゴットとピアノのための「TRILOGY」が収録されています。
GIA Publicationsからリリースされたノース・テキサス・ウィンド・シンフォニーの「Inventions」に吹奏楽作品「THREE SHORT STORIES」が収録されています。
WBP Plus!でもCDを販売しています。
氏から頂いた情報は以上です。
吹奏楽作品は今のところ2012年の「THREE SHORT STORIES」、2013年の「SANTA BARBARA SUITE」のみですが、室内楽が多い作曲家なので、今後も注目していきたいと思います。
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