国立音大大学院修士課程で学んだ山口啓、髙木雅也、竹下和秀の3名で結成された打楽器アンサンブルグループ「Trio Fractal」の旗揚げ公演が開催される。
主催からWind Band Press読者へのメッセージは以下の通り。
国立音大大学院修士課程出身による打楽器アンサンブル『Trio Fractal』の旗揚げ公演!
「現代音楽を分かりやすく」をコンセプトに、『研究』『演奏』の両面から音楽を捉え、深めたからこそ出来る音楽をお届けします。
今回のコンサートでは、アンサンブルコンテストの定番、ジブコビッチ『Trio per Uno』全楽章や、日本初演になるD.ウィートリー「Duo for Two Marimbas」、武満徹の名曲『雨の樹』など、バラエティに富んだプログラムをご用意しました。是非とも足を運んでいただけますと幸いです。メンバー一同、心よりお待ち申し上げております。
【Trio Fractal】
2022年11月の横浜音まつりでの演奏をきっかけに、国立音大大学院修士課程で学んだ山口啓、髙木雅也、竹下和秀の3名で結成された打楽器アンサンブルグループ。3名の共通の問題意識として、音楽文化のファスト化(TikTokやYouTube Shortsなど、短時間で楽しめるものの台頭)による演奏会離れを危惧しており、特に打楽器で演奏機会の多い現代音楽へのネガティブなイメージを払拭しながら、演奏会に足を運ぶ機会をより創出したい、というビジョンをもっている。
そうした目標への第一歩として、2023年6月24日(土)に1stコンサートを企画、開催する。「現代音楽を分かりやすく」をコンセプトに、今回は2,3重奏の打楽器アンサンブルに焦点をあてたプログラムを構成。演奏機会の少ないトムトムの2重奏、日本初演のマリンバの2重奏作品のほか、抜粋で演奏されることの多い作品の全楽章上演など、バラエティに富んだ内容でお届けする。
公演詳細は以下の通り。
日時:2023年6月23日(土) 13時開場、13時30分開演 (15時30分終演予定)
会場:くにたち市民芸術小ホール(東京都)
アクセス:JR南武線谷保駅、または矢川駅より徒歩約10分。
会場についての備考:会場付近は駐車場が少ないため、なるべく公共交通機関でのご来場をお願い致します。
入場料:一般3,000円 学生2,000円
チケット購入方法:チラシQRコードより申し込み、もしくはこちらのGoogleフォームよりお申し込み下さい。
出演:
Trio Fractal
メンバー:山口啓、髙木雅也、竹下和秀
プログラム:
・S.ライヒ:Nagoya Marimbas
・R.パヴァッサー:Sculpture3
・N.J.ジブコビッチ:Trio per Uno(全楽章)
・山口恭範:Conundrum for Two
・N.ウィートリー:Duo For Two Marimbas(日本初演)
・武満徹:雨の樹
主催:Trio Fractal実行委員会
お問い合わせ:Tel 090-8297-8629(代表:山口)
メールアドレス:info.trio.fractal@gmail.com
■メンバープロフィール
・山口啓(やまぐちあきら)
1992 年生まれ。福岡県出身。福岡大学附属大濠高等学校を卒業後、大分県立芸術文化短期大学音楽科に入学。同短大卒業および同短大専攻科修了。その後国立音楽大学大学院音楽研究科修士課程へ進学。同大学院修士課程修了。同大学院博士後期課程在籍中。
これまでに打楽器・マリンバを松倉利之、福田隆、木野聖子、幸西秀彦、桃井健介の各氏に師事。エクリチュール及びアナリーゼを遠藤信一氏に師事。
2013 年に渡米し Pioneer Drum and Bugle Corps に所属、DCI World Championshipに出場。2015 年に再度渡米し STRYKE Percussion に所属、WGI World Championshipに出場しファイナリストとなるなど、日本の音楽大学でアカデミックな打楽器、クラシックな打楽器について学ぶだけでなく、マーチングの本場アメリカでマーチングパーカッションの研鑚も積む。
第 25 回長江杯国際音楽コンクール第3位、第9回下田国際音楽コンクール第5位(弦・管・打楽器最高位)。
・髙木雅也(たかぎまさや)
横浜市出身。国立音楽大学卒業、同大学院修士課程修了。2020 年度大学院新人演奏会へ出演。
第 26 回日本クラシック音楽コンクール第 2 位(1 位なし)受賞。カールスルーエ音楽大学へ交換留学生として 1 年間派遣される。バーデン文化財団国際コンクール第 2 位受賞、他受賞歴多数。
上野信一&フォニックス・レフレクションのメンバーとしてマリンバオーケストラ公演や CD 録音に参加。在学中よりマリンバや打楽器アンサンブルでのアウトリーチ公演やオーケストラへの出演の他、後進の指導やコンクール審査員など幅広く活動している。現在、洗足学園音楽大学演奏補助要員。
これまでに神田佳子、福田隆、神谷百子、上野信一、幸西秀彦、中村功の各氏に師事。
・竹下和秀(たけしたかずひで)
北海道出身。国立音楽大学弦管打楽器専修打楽器専攻及び同大学院修士課程を卒業/修了。学部卒業と同時に管打楽器ソリストコース修了。修士課程修了時に成績優秀者から選ばれる卒業演奏会に出演する。
現在、同大学院博士後期課程 1 年次在学中。
第 28 回 KOBE 国際音楽コンクール C 部門奨励賞受賞。
これまでに打楽器・マリンバを大垣内英伸、目黒一則、須藤八汐、福田隆、神谷百子、幸西秀彦の各氏に師事。全日本打楽器連盟主催のルディメンツ JAPANセミナー2018、2019 において Michael Burritt、Mark Boseman 各氏のマスタークラスを受講。大学在学中よりパーカッションワールド(代表:目黒一則)のメンバーとして各地でコンサート・ワークショップ等に参加。室内楽やオーケストラでの演奏活動の他に、中学生や高校生の指導等も行なうなど各方面で活躍中。
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