精力的に演奏会やマスタークラスを行っているサクソフォーン奏者の塙美里氏が、韓国の新進気鋭のピアニスト、ウォン・ジョンホ氏を迎え、茨城と東京で2つのデュオリサイタルを行う。
塙美里氏からのメッセージ
韓国の新進気鋭のピアニスト、ウォン・ジョンホ氏を日本へ招待し水戸奏楽堂にて皆様にお披露目させていただく事が楽しみでなりません。私たちの出会いは2019年、スペインの片田舎、ビリャブレドにて行われた国際コンクールでした。その頃ジョンホ氏は約10年間のドイツ留学を終え丁度韓国での兵役も終わり、また再び本業にカムバックしたタイミングでした。私もとっくにフランス留学を終えておりましたがコンクールに挑戦する最後の年にしようと参加した事を覚えております。ジョンホ氏はいつも穏やかで礼儀正しくて優しく、寡黙に練習している姿が印象的で、今回一緒に準備していく中で更に彼の熱い誠意に益々惚れこみました。そんな彼のピアノには、虹を、風を、星を、光を、うねるような大波を、感じる事でしょう。
しかし「優しい風」は本当は目に見えず、こっそりと静かに吹くのかもしれませんね。
ウォン・ジョンホ氏からのメッセージ
音楽は何も言わずに心を動かすので、時々言葉の説明よりも遥かに力を発揮します。
数年前、ある夏の日、遠い国スペインでプレゼントされた美里さんのCDから、野の花のような素朴な心と音楽に対する熱い情熱を感じました。
とても暑かった夏の後も、夕暮れの秋が来た時も、パンデミックの長い停止の時間の間にも、温かい音楽と彼女とのコミュニケーションがいつも懐かしかったです。 さらに、彼女のような素敵な音楽家と共演できることに、私の心も燃え上がりました。 心から感謝の気持ちを込めて皆さんに美しい音楽をお届け出来ますように。
公演詳細は以下の通り。
【茨城】
日時:2022年10月9日(日) 15:00 開演 14:30 開場
会場:水戸奏楽堂 (茨城県)
入場料:前売り3000円 当日3500円
チケット購入方法:
水戸奏楽堂Webサイト
水戸奏楽堂メール
info@mitosougakudou.com
(公演名・枚数・氏名・住所・電話番号をご記入したものを送信してください)
水戸京成百貨店4F プレイガイド 029-231-1111(代表)
かわまた楽器店 029-221-8608
平山ピアノ社 029-226-1238
関山楽器店 029-273-6803
プログラム:
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ 作品24
ラモー:クラヴサン曲集より
ラモー:詩の女神ポリムニの入場
リスト:ダンテを読んで
ラフマニノフ:ここは素晴らしい場所
ルクー:ヴァイオリンソナタ
主催・お問い合わせ:
水戸奏楽堂
【東京】
日時:2022年10月12日(水) 19:00開演(18:15開場)
会場:ノナカ・アンナホール
渋谷区道玄坂1-15-9
ノナカ・ミュージックハウス6F
入場料:
¥2,500/一般
¥2,000/SMSサポート会員・学生
チケット購入方法:
一般社団法人サポート・ミュージック・ソサィエティ
info@sms-tokyo.jp
03-5791-3070
プログラム:
ブラームス:ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
ラモー:クラヴサン曲集より
ショパン:舟唄
ルクー:ヴァイオリンソナタ
※演奏曲目は当日変更になる場合がございます。
主催・お問い合わせ:
一般社団法人サポート・ミュージック・ソサィエティ
info@sms-tokyo.jp
03-5791-3070
プロフィール:
塙美里(はなわみさと)サクソフォン
高度な技術を伴い、謙虚なひたむきさと情熱、類まれな感受性や深みを持つスーパーソリスト。U.F.A.M国際音楽コンクール室内楽部門を審査員全員一致の第1位で優勝。(フランス)併せて審査員特別賞受賞。レオポルド・ベラン国際音楽コンクール第1位受賞。2019年北欧国際音楽コンクール第1位受賞。(スウェーデン)釜山国際音楽祭コンチェルトコンペティションにてアーティスト特別賞受賞。(韓国)ヒナステラ国際音楽コンクール優勝。(日本)ワールドミュージックコンペティション第2位。(スペイン)メディチ国際音楽コンクール第2位(イタリア)、モスクワ国際音楽コンクール第2位。(ロシア)フランス国立セルジー・ポントワーズ音楽院、カンブレ音楽院最高課程を審査員満場一致の称賛付きの首席で卒業。パリ13区モーリス・ラヴェル音楽院室内楽科で研鑽を積む。前田記念奨学生奨学金を授与される。これまでにサクソフォンを原博巳、ジャン=イヴ・フルモー、ジュリアン・プティ、クリスチャン・ヴィルトゥ、ベアトリス・レイベル、ヴァンサン・ダヴィッド、パリ管弦楽団首席フルート奏者ヴァンサン・リュカの各氏に師事。
これまでにソリストとして日本センチュリー交響楽団、イスラエル・フィル・ハーモニー、ウィーン交響楽団と共演。ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン、世界サクソフォンコングレス、ottavaラジオ、新聞、TV,、NHK・FM「リサイタル・ノヴァ」に出演。セルマー・パリとヴァンドレン・パリの所属アーティスト。日本演奏連盟増山美知子奨励ニューアーティストリサイタルシリーズに出演。オクタヴィアレコード「エディット・ピアフを讃えて」「ロンド・カプリチオーソ」をリリース。(2枚共に世界初録音有り)レパートリーに対する塙の飽くなき探求心は、その多彩なディスコグラフィに反映されている。これらの録音は、塙が今日のクラシック音楽界において将来を嘱望される素晴らしい歳能の持ち主であることが如実に示すものである。これまでにピッツバーグ、ガリポリス、コロンバス、ヤングスタウン音楽大学、ピッツバーグ芸術高校、コロンバス、グラナダ、カサレス音楽大学にてマスタークラスを開催。東京オペラシティ文化財団B-Cリサイタルシリーズ出演アーティスト。2020年には文化庁新進芸術家海外派遣研修員としてスペインにて短期研修を行い、カサレス音楽院で日本の音楽教育についてコンフェランスを開催、パルマサクソフォンコングレス にて招待選任講師としてソロリサイタルを開催した。
“Golden Classical Music Awards” International Competitioで優勝しにニューヨークのカーネギーホールに招待されデビュー・リサイタルを開催し満員の聴衆を魅了した。
ウォン・ジョンホ
韓国のピアニスト、ウォン・ジョンホは、そのユニークで圧倒的な舞台での存在感と数々の国際コンクールで数々の賞を受賞し、カナダ、フランス、ドイツ、オーストリア、スペイン、英国、イタリア等、世界各地からのオファーが絶えないピアニストの1人。Sunhwa芸術高等学校と高等学校で中等教育を修了した後、さらなる研鑽のためにドイツへ留学。フライブルク音楽学校でのディプロム、ミュンヘン音楽学校での学士号と修士号、マンハイム音楽学校でのコンツェルテキサメン学位、およびシュトゥットガルト教会での室内楽のコンツェルテキサメン学位を取得。キム・ソク、チェ・ソヨン、ユン・ヨンミ、キム・グムテ、陳必先、ヴィタリ・ベルゾン、マルガリータ・ヘーヘンリエダー、ロバート・ベンツ、アルヌルフ・フォン・アルニムの各氏に師事。2011年にはカナダのモントリオール国際音楽コンクールの歴史の中で最初の韓国の入賞者となる。彼の演奏はIciRadio-CanadaEscapeで生放送され、「Lapresse」などの地元メディアから大きな評価を受けた。Premio Internazionale Pianistico “A.で、1位なしの2位を獲得し、聴衆と解釈賞を受賞。イタリアのスクリャービン・コンクール、イタリアのコンコルソ・ピアニスティコ・インテルナツィオナーレ「リア・トルトラ」でライオンズクラブ奨学金を受賞。ミュンヘンのスタインウェイ・インターナショナル・クラヴィエ・フェルダープライスの受賞者としてスタインウェイ奨学金を受賞し、エピナル・国際コンクール入賞。フランスのリヨン国際ピアノコンクール、ドイツのアーサーレプティエンコンクール、イタリアのコルテミリア音楽コンクール、さらに室内楽奏者として、カール・ウェンドリング・ウェットベヴェルフ・フュル・カンメルムジークで第2位受賞。
ハイデルベルクでコンサートデビューを成功させ、その後、カナダメトロポリタンオーケストラ、イタリアのグロッセート市立オーケストラ(L’Orchestra Sinfonica“Cittadi Grosseto)のソリストとして出演した。他にはこれまでドイツのバーデンバーデンフィルハーモニー管弦楽団と共演。最近では韓国のTLIアートセンターの若手アーティストとしてリサイタルを行った。現在、ドイツと韓国で活躍しているウォン氏は、ソウルアートセンター、現代芸術の殿堂、世宗文化会館、ヨンサン芸術館、釜山金井文化センター、京南芸術センターの舞台に出演。ナムフェスティバルアンサンブル等、2022年7月24日のソウル芸術の殿堂のIBK商工会議所でのソロリサイタルを満員の観客のもと大成功となった。
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