ホルン奏者の小川敦氏、ユーフォニアム奏者の今村耀氏によるデュオ「Turquoise」の結成記念リサイタルツアーが東京と大阪で開催される。
リサイタルにあたって、Wind Band Pressでもエッセイを連載している今村耀氏がSNSで下記のコメントを発表している。
私にとって【リサイタル】とは、音楽家人生をかけたとても大切な舞台です。ソロのコンサートやデュオ、室内楽、オーケストラなどたくさんのコンサートを開催・出演してきましたが、個人的には全く違うものとして、大切にしているのがリサイタルです。
いままでに、単独リサイタルとしては2回行ってきました。コロナ前2019年春に行ったリサイタルぶりで、今年の10月に東京・大阪の2ヶ所でリサイタルを開催します。
3回目のリサイタルは、このコロナ禍になってから幾度も一緒に演奏し、音楽の研究を重ねてきた、大先輩の小川敦さんとのデュオ「Turquoise」として行います。
ハイドンのデュオコンチェルトや今回が日本初演となるホルンとユーフォニアムのための大変難易度の高い二重奏曲など、たくさんチャレンジします。
ユーフォニアム・ソロはスパーク「ファンタジー」と千秋次郎さんの「わらべうた春秋」です。
どちらも取り上げる機会をずっと待っていました。ユーフォのためのスパーク作品はたくさんありますが、パントマイムやハーレクインなどとだいぶ趣が違う異彩な曲です。わらべうたの方も、かなり過激な変奏曲なので、知っているメロディーが形を変えていく姿を楽しんでいただけると思います。
今じゃないとできないことをやろう。今やりたいことは今やろう。
それが、この3年間コロナ禍で耐え忍び、止まらずに音楽とともに生きてきた中で得た、いちばんの学びです。
たぶん、リサイタル終わったら、色々思い返して泣いちゃうだろうなーと思っています。それくらい、ぎゅっと気持ちを詰め込んだ日にしていきたいです。走り切りたいです。たくさん音楽を届けられるように。
その瞬間を目撃しに、そして、熱い気持ちをグッと込めた音楽を体感しにいらしていただけたら幸せです。
公演詳細は以下の通り。
【東京公演】
日時:2022年10月14日(金) 開場:18:30 開演:19:00
会場:アーティストサロン”Dolce”東京
東京都新宿区西新宿1-13-12西新宿昭和ビル8F
JR「新宿駅」徒歩5分
チケット購入方法:
ドルチェ楽器 東京店 0359091771
PassMarket
【大阪公演】※大阪公演は中止になりました(2022/10/24)
日時:2022年10月29日(土) 開場:18:30 開演:19:00
会場:ドルチェ・アートホールOSAKA
大阪市北区角田町2-7
阪急「梅田駅」徒歩5分
チケット購入方法:
ドルチェ楽器 大阪店 0663771117
PassMarket
【共通】
入場料:3,000円(当日500円増し)
出演:
Turquoise 小川敦(Hr)、今村耀(Euph)
野代奈緒(Pf)
プログラム:
ゴールドコーストハーモニー / エリック・エワイゼン
Gold Coast Harmony / Eric Ewazen
ノットゥルノ / カール・ライネッケ
Notturno / Carl Reinecke
ユーフォニアムのためのファンタジー / フィリップ・スパーク
Fantasy for Euphonium / Philip Sparke
2本のホルンと管弦楽のための協奏曲 変ホ長調 / ミヒャエル・ハイドン
Konzert fur 2 Horns und Orchestra Es-dur / Michael Haydn
ハンターズムーン / ギルバート・ヴィンター
Hunter’s Moon / Gilbert Vinter
わらべうた春秋 / 千秋次郎
Warabeuta Shunju / Jiro Censhu
ジェミニ / アンソニー・ディロレンツォ (日本初演)
Gemini for Euphonium,Horn,and Piano / Anthony DiLorenzo
主催・お問い合わせ:
Turquoise
turquoise_hr_euph@ymail.ne.jp
【出演者プロフィール】
■小川敦(ホルン)
群馬県出身。
県立前橋商業高校を卒業後、亜細亜大学経営学部を卒業。
その後、東京ミュージック&メディアアーツ尚美卒業。
在学中にPMFオーケストラアカデミー2008に参加。
第1回日本ホルンコンクール第6位。
第29回日本管打楽器コンクール第3位。
第10回、及び第12回東京音楽コンクール金管部門入選。
ソリストとして日本フィルハーモニー交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団とそれぞれ共演。
これまでにホルンを宮内寛之、並木博美、澤敦、上間善之の各氏に師事。室内楽を太田茂、池田英三子、板倉康明の各氏にそれぞれ師事。
また、ジョナサン・ハミル、シュテファン・ドール両氏のマスタークラスをそれぞれ受講。
ホルン奏者として関西フィルハーモニー管弦楽団首席ホルン奏者を経て現在は都内を拠点として国内オーケストラへの客演を中心に、吹奏楽指導や個人レッスンなど幅広く活動中。
ボローニャ歌劇場、ミラノ・スカラ座それぞれの日本公演ツアーにも過去に参加。
また、オーケストラでの活動以外にもスタジオミュージシャンとしての活動もしており、ドラマ「東京タラレバ娘」、映画「マスカレードホテル」、ゲーム「FINAL FANTASY VII REMAKE」「ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド」等、これまでに多くのレコーディングにも参加している。
2022年4月より、ホルンとユーフォニアムのデュオ「Turquoise」結成。
■今村耀(ユーフォニアム)
埼玉県入間市出身。埼玉県立芸術総合高校音楽科卒業。成績優秀者卒業演奏会に出演。日本大学芸術学部を経て尚美ミュージックカレッジ専門学校コンセルヴァトアールディプロマ科を修了。
大阪国際音楽コンクール部門最高位他多数受賞。
ヤマハ人工知能合奏システムと国際イベント「デジタルコンテンツエキスポ」で共演。
吹奏楽雑誌「Wind-i mini vol.39」巻頭インタビュー掲載。ロケットミュージック「music people」コラム掲載。WBPにてエッセイ「音楽とお茶の愉しみ」を連載。日本ユーフォニアム・テューバ協会会報にリサイタルでの古楽器・ダブルベルユーフォニアムの演奏が掲載される他、コンサートレポート等を執筆。埼玉県のローカル局ICTVとFMチャッピーでインタビュー番組が1ヶ月放送される。
2021年夏配信アルバム「Eupianodica」リリース。
作編曲家として、ASKS Windsより室内楽、ロケットミュージックより「今村耀ユーフォニアムSOLOシリーズ」楽譜が発売中。
スタジオワークもこなしており、「テレビ東京系ドラマ・捨ててよ、安達さん」「パワフルプロ野球」「響け!ユーフォニアムxヤマハ≪北宇治高校吹奏楽部へようこそ!≫」水樹奈々他、劇伴やCD等に多数参加している。
各種コンクールの審査員をつとめる他、指導者として学生ソロコンテスト全国大会入賞を多数輩出し、吹奏楽コンクール強豪校や講習会での指導に携わり、全国大会出場や東日本大会金賞を実現している。
小江戸ウインドアンサンブル、ホルン&ユーフォニアムデュオ Turquoise メンバー。
■野代奈緒 (のしろ なお)(ピアノ)
東京音楽大学ピアノ科卒業。同大学院ソルフェージュ研究領域修了。在学中、特待奨学金を得る。
第6回埼玉ピアノコンクールE部門銀賞。
第9回大阪国際音楽コンクールデュオ部門第3位。
春日部交響楽団とラフマニノフのピアノ協奏曲第2番を共演。
神奈川県藤沢市の20校以上の小・中学校及び高齢者福祉施設にて3年間コンサートを行う。
日本ホルンコンクール、ジュニアソロホルンコンクールで公式伴奏者を務める。
ソロの他、アンサンブルピアニストとして、室内楽、器楽伴奏などの演奏活動を行っている。
現在、昭和音楽大学及び同短期大学部器楽伴奏非常勤講師。
協賛
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