耳にしたことがある人も増えているかも?アメリカの出版社「グランド・メサ・ミュージック(Grand Mesa Music Publications)」のご紹介




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和田直也氏の作品を扱っているので日本でも有名になってきたのかどうなのかよくわからないけど名前を耳にしたことがある人も増えているかもしれない、アメリカの出版社「グランド・メサ・ミュージック(Grand Mesa Music Publications)」。

例によって例のごとく「最新情報があれば教えてね」とメールしてみたところ、創立者でオーナーのウォルター・カミングス博士(Dr. Walter Cummings)からグランド・メサ・ミュージックについて簡単な紹介をいただいたので、あらためてご紹介します。

グランド・メサ・ミュージックは吹奏楽譜の出版事業に参入してから今年で25年目を迎えました。

1992年に指揮者であり作曲家でもあるウォルター・カミングス博士によって創立された後、会社はプラス成長を続け、吹奏楽に多くの重要な貢献をしてきました。

グランド・メサ・ミュージックから楽譜が出版されている有名な作曲家の中には、日本人の和田直也氏をはじめ、Wind Band Pressでも以前に取り上げたデヴィッド・ボブロウィッツ(David Bobrowitz)、ユッカ・ヴィータサーリ(Jukka Viitasaari)のほか、ロブ・グライス(Rob Grice)やラルフ・ハルトグレン(Ralph Hultgren)などがおり、アメリカだけでなく世界中幅広い作曲家の作品を扱っていることが分かります。

少ないながらも毎年のリリース数をキープすること、そしてその出版作品は高い音楽的価値を持つものに限定しているのが哲学で、世界中で好調な販売を続けています。

カミングス博士は、作品の音楽的価値が高い証拠として、作品が多くのコンテストやシカゴのミッドウェストクリニックでの毎年の公演リストに含まれていることを挙げています。

小規模な吹奏楽譜の出版社として始まって以来、グランド・メサ・ミュージックはマーチング・バンド、弦楽オーケストラ、ソロやアンサンブルといったように取り扱うカタログを広げていき、今日に至っています。

カタログはすべてグランド・メサ・ミュージックのサイトで見ることが出来るのはもちろん、ほとんどの作品を聴くことが出来ます。フルサイズの録音も聴けますし、透かしの入ったスコアも無料でダウンロード出来ます。

というわけで吹奏楽出版社としてけっこう長い歴史を持っていたグランド・メサ・ミュージック。選曲用にサイト内をぐるぐると回ってみるのも面白いかと思います。




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