アメリカの吹奏楽ラジオ番組兼インターネット番組「Wind & Rhythm」。
Wind & Rhythmは週1回の主に吹奏楽の音源を放送する番組で、インターネットでいつでも聴けるので吹奏楽ファン・クラシック音楽ファンはぜひチェックを。(サイトで過去の回も聴けます)
Episode476は「Acoustic Spaces」と題した聖堂など場所にまつわる特集。
私が最初に大きなバンドでの演奏を体験する機会を得たとき、私の心は掴まれたのかもしれません。 音量は大きく、同時に騒々しいですが、音量が変わっても他のことも起こっています。 確かに、学校のバンドルームは学ぶのに良い場所でしたが、より良いアコースティックな環境で同じ音楽を聴くことは大変革です。 学校のジムや講堂は、演奏者の旅における道に沿った興味深い教会でもありました。旅の途中で、私は環境こそが存在するすべての人々に大きな影響を与えていることを発見しました。
とのことです。(毎回おっしゃっていることが難しいのですが、ようは聴いてくれということだと思いますよ)
今回の放送内容は以下の通り。視聴はこちらから。
Sanctuary
Frank Ticheli
Showa Wind Symphony, Eugene Migliaro Corporon
Angels in the Architecture
Frank Ticheli
North Texas Wind Symphony, Eugene Migliaro Corporon
Alchemy in Silent Spaces
Steven Bryant
Rutgers Wind Ensemble, William Berz
Elsa’s Procession to the Cathedral from “Lohengrin”
Richard Wagner
Brass Band of Battle Creek
まずはアメリカの人気作曲家フランク・ティケリ(Frank Ticheli)の吹奏楽のための作品が2本。サンクチュアリーとエンジェルズ・イン・ジ・アーキテクチャー。指揮はどちらも優れた新作を発掘することにかけては一流の目利き士、ユージン・コーポロン氏です。ティケリ氏は日本でもそこそこ人気だと思うので知らない方は是非聴いてみて下さい。サンクチュアリーは昭和音楽大学の演奏ですしね。
続いてはこちらもアメリカの「今が旬」という感じで人気爆発継続中のスティーヴン・ブライアント(Steven Bryant)ですね。この方の作品もチェックしておきましょう。今のアメリカ吹奏楽の流行りみたいなのが少し分かるかもしれません。日本やヨーロッパの人気の吹奏楽作品が比較的クラシカルなのに比べて今はアメリカの売れっ子作曲家はどんどん音楽表現が先に先に行っている感じですね。(もちろんそういう人ばかりではないです。多様ですけど。目立つ傾向として、という感じ)
旅の最後は日本でも吹奏楽アレンジが人気のワーグナーの「エルザの大聖堂への行進」(翻訳は諸説あり)ですね。「ローエングリン」というワーグナー作曲の3時間半におよぶオペラ(歌劇)の中の1曲です。今回の放送では演奏団体が「Brass Band of Battle Creek」というブラスバンド団体(吹奏楽とは楽器の編成が違う)になっているのでブラスバンド版かな(すみませんまだ聴けてません)。
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