【編集長コラム】音楽業界ってどうやって就職するの?




こんにちは!

Wind Band Press編集長の梅本です。

最近気になることや、経験上何か役立ちそうなことなんかを、

ちょこちょこと書いていきます。

ブログでやっても良いのですが

一応Wind Band Press向けのコラムという感じです。

 


さて今日は「音楽業界ってどうやって就職するの?」というタイトルですが、

それが分かれば苦労はしません。僕にもわかりません。

わかりませんが、実際に僕は音大出ているわけでもないのに希望通りに音楽業界の片隅に入ったので、

「音大出てない人向けに」経験談などを交えてお話してみます。

マイナビを見てみると、現在、就職活動の時期は

6-2月:インターンシップ、自己分析、業界研究
9-5月:職種・企業研究
3-5月:エントリー、企業説明会
4-5月:エントリーシート
6-9月:試験・面接・内々定

という感じだそうです。

休みがないですね!!

まあ人手不足という話も聞きますから、

どこかの会社には入れそうな気がしますが・・・

(僕は氷河期世代なので僕も周りも就活は悲惨でした)

■何が大事なのか

こういう就職サイトのアドバイスは真摯に受け止めておいたほうが良いと思いますが、

音楽業界を志望するにしろしないにしろ、

就活するにあたってまず

「自分にとって何が大事なのか」

を最初に明確にしておくと良いかなと思います。

例えば音楽業界で働きたい人の志望動機は「音楽業界で働きたい」でしょう。

そりゃそうなんですが。

それでも就職するにあたって「何を重視するのか」を明確にしておかないと、

どこにアタック/エントリーして良いかもわからないですよね。

ちなみに吹奏楽に関して言えば、

リクナビなんかに新卒採用の募集を出している会社なんてほとんどありません。(第一の挫折)

■何をしたいのか

僕は就活当時、ロックのCDを作る仕事をしたいなあと漠然と考えていて、

いくつかメジャーなレコード会社のエントリーもしましたが、

そこでぶち当たったのが

「入社後に弊社でやりたいことを書いてください」

という課題でした。

一次の書類選考は通っても、ここで全滅でした。

具体的にやりたいことなんてなかったんですよね。

何かしら仕事出来ればいいやと思ってた。

でもそんなフワフワした人、要らないですよね。

逆の立場で考えれば分かることですが、

まだ会社組織を知らないとなかなかイメージできないですよね。

ただ、まかりまちがって入社してから

「ここイメージと違うわ」

でも大変なので、

「自分にとって何が大事なのか」

の次に、

「何をしたいのか」

を明確にしておきます。

何をしたいかが明確だと、

企業について調べる時もポイントを絞れると思います。

■インターンを積極的に活用しよう

音楽業界でインターンシップを行っている企業がどれくらいあるかはわかりませんが、

基本的には社員になるには即戦力が期待される世界です。

インターンをやっているところがあれば、ぜひ応募してください。

業界独特の慣例だとかにも慣れておく必要があります。

まあ、悪習を学ぶ必要はないですけど・・・

アルバイトの募集があればもちろんアタック。

■入りたい会社にアタック

上述の通り、「入りたい会社が新卒の求人出してる」ってのは、

大手でもない限りはなかなかないです。

中途はたまにありますが、よく中途採用出してる会社は、

1. 業績絶好調でマジで人手不足

2. 離職率高い

のどちらかなので、これはもう賭けですね。

離職率高い会社でも自分には合うかもしれませんし。

新卒または第二新卒の場合は実績がないですから、

熱意と持ってる全てのスキルで押すしかないですね。

僕の場合は新卒で入った法人営業の会社を1年で辞めて、

この世界に入るまで1年ほどコールセンターで契約社員をしながら、

家で独学でhtmlとcssを覚えて、

「営業スキル+電話対応スキル+ウェブデザインスキル(当時だと中級くらい)+簡単なプログラミングの知識」で押しまくって、

ようやく業界に入れたという感じです。

その会社は新卒も中途も募集していなかったのですが、

社員の方と知り合いだったので、

しょっちゅう呼び出して呑んで、

「僕ならこんなことできますよ、業績伸びますよ、お買い得ですよ」

と売りこみました。1年間売りこみ。

メチャクチャだと思いますが当時はそこが僕にとっては理想的だったので粘りましたね。

なので、アルバイト経験などのコネがないと正直厳しいかもしれませんね。

求人が出るまで他の会社で働きながら待つか、起業しちゃうか、ってところでしょうかね。

(いきなり起業はオススメしませんが)

■企業以外にも警察音楽隊などがある

例えば音大出てないけど演奏者としてやっていきたい、

ということであれば、地域の警察・消防などにも音楽隊があるので、

そちらの道に行くという手もあります。

地域によって違うそうですが、

だいたいは例えば警察であれば通常の警官としてのお仕事を何年かこなした後に異動、

ということになるかと思います。

異動の話がこなければ音楽隊にも入れないので結構難しいかもしれませんけど。

参考記事

「音楽と平和を愛する心を持っていてほしい」 インタビュー:広島県警察音楽隊 引田洸洋 巡査長

■起業という手もある

どうしてもどの会社にも引っかからない、

求人がない、アタックしても門前払い、

ということであれば、今の世の中、起業という手もあります。

ただし起業に関するセミナーや

ビジネスマナーのセミナーは事前に受けるべきですね。

そもそも音楽業界、マナー面はかなりルーズですが、

それが良いとは思いません。むしろ僕はかなりやりづらいです。

(もちろんちゃんとしている人も大勢います)

その辺が、上述の「いきなり起業」をオススメしない理由でもあるのですが、

まあ一般的な会社に入れば一般的な社会常識を身につけられてお金まで頂けるので、

無理して起業する必要もねーかな、という印象です。

最初のうちはなかなか儲かりませんので忍耐も必要、資金も必要。

やりたいことが相当明確になっていて、勝ち戦が決まっていて、コネも多く、

借金するのも怖くなければ(返せるアテがあれば)

まあ止めはしないですけど・・・

もし起業したけどどんづまり、って方はお気軽にご相談下さい。

若い方でしたら安めにコンサル承ります。

ご相談はこちらからどうぞ

今日は以上です。

お仕事はご縁ですからね。良い会社とご縁があると良いですね。




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