腹式呼吸とか胸式呼吸とかって
よく聞きますが、その境目は
どこなのでしょうか。
有吉尚子です。こんにちは!
私がアレクサンダーテクニークに
出会って人体の構造について
学んだときになるほど!
と思ったことに
「人体にウエストはない」
というのがありました。
上半身と下半身を分ける明確な
境界は解剖学的には無いそうです。
ちなみにウエストという概念は
服飾の歴史が
作り出したものだとか。
そういえばわたしは
音大に入る前は服飾美術の
大学にいたのでした。
話を戻しましょう。
呼吸の時は胸郭も腹腔内の内臓も
身体の全部が動きます。
どこかに動いてはいけない
箇所があると、
その動いてはいけないところ
以外も含めて全体の動きが
悪くなってしまいます。
実感してみたい方は
試しにやってみましょう。
「胸式呼吸はダメだから
胸や肩は動かさない!」
と思って深呼吸するときと
「全身のどこも自由に動いて良い」
と思って深呼吸するとき。
空気の入ってき方や快適さは
どんな風に違いますか?
何かを制限して呼吸するのは
不自由ですよね。
楽器演奏の時も
何式呼吸かなんて考えるより
全部が自由に動けるように
しておく方が楽にたくさん吸えて
コントロールしやすくなること、
覚えておきたいですね!
クラリネット奏者/音楽センス引き出しレッスン講師
有吉尚子
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※この記事の著作権は有吉尚子氏に帰属します。
有吉尚子氏プロフィール
栃木県日光市出身。
都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。
クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。
ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。
受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。
及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。
2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。
2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。
オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。
また、音楽講師のためのソルフェージュや音楽理論、演奏するときの効率的な身体の使い方などレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。
ボディチャンス認定ボディシンキング(身体の構造と機能指導資格)コーチ。
アレクサンダー・テクニーク教師。
有吉さんのコラム【耳を良くする管楽器レッスン法】これまでの記事はこちらから
有吉さんへのインタビュー記事も合わせてご一読を!→【今すぐ出来る実験付き】「誰でも持っている本来の力を誰でも使えるようにする」~アレクサンダー・テクニークってどうなの?講師の有吉尚子さんにお話を伺いました
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