クリストファー・マーシャルの新作「Rust Belt」が完成、さらにエレキギターと室内吹奏楽のための「Burning Blue」が初演される




chris-2

フランス・パリで生まれのニュージーランド人で、現在はアメリカのオーランド在住の作曲家、クリストファー・マーシャル。

日本ではあまり知られていなさそうですが、「ロム・アルメ変奏曲」あたりは知っているかもね

・・・(知らないですか、そうですか)

そんなクリストファー・マーシャル氏の近況になりますが、

今週、新曲の「Rust Belt」を書き終えたところだそうで、スコアのPDFとMIDI音源を送って頂きました。

この作品はUnited States Air Force Academy Bandの委嘱作品です。演奏時間は約9分15秒。

編成は以下の通り。

2 Solo Trumpets in Bb
1 Piccolo
2 Flutes
1 Oboes
1 Cor Anglais
1 Clarinet in Eb
4 Clarinets in Bb
1 Bass Clarinet
1 Contra-alto Clarinet in Eb
2 Alto Saxophones
1 Tenor Saxophone
1 Baritone Saxophone
2 Bassoons
1 Double Bass
3 Trumpets in Bb
4 Horns in F
2 Trombones
1 Bass Trombone
1 Euphonium
1 Tuba
*traditional wind ensemble – one player per part, multiple players possible
1 Timpanist – 5 drums
3 Percussionists
#1: Glockenspiel, Marimba – 5 8ve., Anvil, Steel Drums, Siren, Xylophone, Suspended Cymbal, Triangle
#2: Suspended Cymbal, Triangle, Anvil, Crash Cymbals, Glockenspiel, Vibraphone
#3: 5 Tomtoms, Snare Drum, Pedal Bass Drum,Crash Cymbals, Triangle, Wind Chimes,Suspended Cymbal, High Hat Cymbal, Tamtam, Steel Drums

MIDI音源はこちら

この作品は、アメリカ中西部の、衰退した、または放棄された産業用地についてのフォトエッセイにインスパイアされているそうです。

生活力と関連性の復帰を描き出す中で過去の労働者のエネルギーを呼び起こそうとしたのかもしれない、とも語っています。

もうひとつ、「Mendez」という作品があります。

この作品は2015年にSummit Brassの委嘱で書かれ、吹奏楽版はサウスフロリダ大学吹奏楽団のためにJohn Carmichaelが委嘱しました。

その名の通り、メキシコのトランペット・ヴィルトゥオーゾであったラファエル・メンデスが20世紀半ばに息子たちと一緒に行ったツアーにインスピレーションを得ています。
彼らが演奏した三重奏「The Brave Matador」の断片が使われているそうです。

演奏時間は約8分。

MIDI音源はこちら

編成は以下の通り。

1 Piccolo
3 Flutes
2 Oboes
1 Cor Anglais
3 Clarinets in Bb
1 Bass Clarinet
1 Contrabass Clarinet
2 Alto Saxophones
1 Tenor Saxophone
1 Baritone Saxophone
2 Bassoons
1 Double Bass
6 Trumpets
3 on stage in C (#1-3)
3 off stage – #4 Piccolo
in Bb, #5-6 in C, #5 alt.
Piccolo in Bb
4 Horns in F
2 Trombones
1 Bass Trombone
1 Euphonium
1 Tuba
*traditional wind ensemble – one player per part, multiple players possible
1 Timpanist
4 Percussionists
#1: Maracas, Glockenspiel, Triangle, Tamtam, Tambourine, Xylophone, Sand Blocks
#2: Marimba – 5 8ve., shared, Vibraphone, Crash Cymbals, Whistle, Highest Wood Block, Mid-low Wood Block, Cowbell
#3: Marimba – 5 8ve., shared, Crash Cymbals, Wind Chimes
#4: Tambourine, Snare Drum, Suspended Cymbal, Whip

今回ご紹介するのはこれで最後になります。3作目は「Burning Blue」。

エレキギターと吹奏楽のための作品で、来年の2月に初演されるそうです。ソリストはMichael Nicolella。

演奏時間は約13分です。

MIDI音源はこちら。

 

以上、クリストファー・マーシャル氏の近況でした。興味を持った方は過去の作品も色々と探してみてくださいね。




協賛






その他Wind Band Pressと同じくONSAが運営する各事業もチェックお願いします!

■楽譜出版:Golden Hearts Publications(Amazon Payも使えます)


■オンラインセレクトショップ:WBP Plus!






■演奏会の企画やチケット販売その他各種ビジネスのお悩み相談やプレスリリース代行依頼もお受けしています!

様々な経験をもとに、オンラインショップの売上を上げる方法や商品企画、各種広報に関するご相談、新規事業立ち上げのご相談など承ります。初回相談無料です。そのほか、プレスリリース代行などの実務作業も承ります。よろずご相談下さい。



▼人気の記事・連載記事

■プロの指揮者・岡田友弘氏から悩める学生指揮者へ送る「スーパー学指揮への道」
プロの指揮者・岡田友弘氏から悩める学生指揮者へ送る「スーパー学指揮への道」

■作曲家・指揮者:正門研一氏が語るスコアの活用と向き合い方
作曲家・指揮者:正門研一氏が語るスコアの活用と向き合い方

■有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~
有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~

■【エッセイ】ユーフォニアム奏者・今村耀の『音楽とお茶の愉しみ』
今村耀エッセイ

■僧侶兼打楽器奏者 福原泰明の音楽説法
福原泰明の音楽説法

■石原勇太郎の【演奏の引き立て役「曲目解説」の上手な書き方】
曲目解説の上手な書き方

■石原勇太郎エッセイ「Aus einem Winkel der Musikwissenschaft」
石原勇太郎エッセイ

■音楽著作権について学ぼう~特に吹奏楽部/団に関係が深いと思われる点についてJASRACさんに聞いてみました
音楽著作権について学ぼう

■【許諾が必要な場合も】演奏会の動画配信やアップロードに必要な著作権の手続きなどについてJASRACに確認してみました
動画配信


1件のコメント

  1. […] →クリストファー・マーシャルの新作「Rust Belt」が完成、さらにエレキギターと室内吹奏楽のための「Burning Blue」が初演される […]

コメントは受け付けていません。