オーストリアの作曲家アルフレート・R・スティーヴンスン氏(Alfred R. Stevenson)のご紹介






オーストリアの作曲家、アルフレート・R・スティーヴンスン氏(Alfred R. Stevenson)とコンタクトが取れましたのでご紹介します。

まずはバイオグラフィーのご紹介です。

スティーヴンスン氏は1973年9月20日生まれ。若い頃から音楽教育を受けています。

最初はリコーダーでしたが、その後にトランペットをクリストフ・フィアバウフ教授(Prof. Christoph Vierbauch)に師事、最後にトロンボーンをペーター・フィアバッハ氏(Peter Vierbach)に師事しています。

これがのちに彼をケルンテン州立音楽院(Carinthian State Conservatory)のルパート・ホーマンゼダー教授(Prof. Rupert Hormanseder)に導きました。

1993年に専門学校で最終試験を終えた後、オーストリア・ケルンテンの軍楽隊に召集され、17年間バス・トロンボーン奏者として活動していました。

そこで、彼は彼の隠れた才能を発見し、彼に作曲の基礎を教えた有名な作曲家カール・ザファリック氏(Karl Safaric)に出会いました。

彼のデビューはフラッタッハ(Flattach)のコミュニティによるモール渓谷氷河スキー場(Molltaler Gletscherbahnen)のオープニングのための委嘱作品でザファリック氏が編曲したコンサート・マーチ「Gipfelsturmer(登山者)」でした。

この時ケルンテン州立音楽院でコンサート・バンドの指揮法についても学び、首席で卒業しました。

H.ロバート・レイノルズ氏(H. Robert Reynolds)、ヤン・コーベル氏(Jan Kober)、モーリス・ハマーズ氏(Maurice Hamers)、フェリックス・ハウスワース氏(Felix Hauswirth)、ラズロ・マロシ氏(Laszlo Marosi)のもとで、無数のマスタークラスが続きました。

トーマス・ドス氏(Thomas Doss)の音楽に深く感銘を受け、魅了された彼は、個人的に彼に師事する機会を与えられ、その活動はますます作曲に移行していきました。

加えてヤン・ヴァンデルロースト氏(Jan van der Roost)とデニス・ジョンソン氏(Dennis Johnson)のマスタークラスも受講しています。

作曲に完全に集中するために、指揮者としての活動は一旦中止されました。

初めの頃の作品は聴きやすい作品でした。

もう一つの大きなコンサート・マーチ(”Der Zukunft voran!”)や、他のマーチ(”Bis zu den Sternen”や”Springer Marsch”など)、そしてポルカ(”Singvogel”、”Kirchtag beim Otto”、”Backermeister-Polka”)などです。

作品の幅はポップス作品にも広がっていきました。”The Power of Love”、”King of the Skies”、”A Song for Beth”、”Open the doors!”などです。

その間に様々なラインナップで演奏可能な金管四重奏のための多くの作品を作・編曲しています。

これらの作品は6つの異なるカルテット・アルバムにまとめられています。フォーク・ソング、有名なリスニング・ピース、彼自身の作品、世界的に有名なミュージカルのアレンジメント、映画のスコアとヒット曲はバランスよく配置されています。

彼は編曲家としてヨハン・シュトラウス2世の作品を中心に編曲するように自身を位置づけ、「ヴェネツィアの一夜 序曲」、「訴訟ポルカ」、「乾杯!」、「カルーセル行進曲」などを編曲しています。

新しい挑戦を求めて、彼は「アヴァロン序曲(Overture to Avalon)」のようなシンフォニックな作品でシリアスな音楽への道を歩みました。

金管アンサンブルのために、彼はアムステルダムのロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団によって知られている「ケルンテン音楽アカデミー・ファンファーレ(Carinthian Music Academy Fanfare)」を作曲しました。

彼の作品は、TSS-Musikverlag Herbert Eberl、Adler Musikverlag Heribert Raich、SEEBER-Film Michael Seeber、MOLENAARの各出版社から入手可能です。

さらに、スティーヴンスン氏は、CDのレコーディングでアソシエイトプロデューサーとして活動し、様々な音楽アンサンブルでワークショップを開催し、多くのコンサートバンドの客演指揮者としても活動を行っています。

以上、バイオグラフィーでした。

スティーヴンスン氏の作品はYouTubeでも聴くことが出来ますので、ぜひ聴いてみてくださいね。




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