ロンドン交響楽団の首席オーボエ奏者、オリヴィエ・スタンキエーヴィチ氏(Olivier Stankiewicz)とコンタクトが取れましたので最新情報などをご紹介します。
スタンキエーヴィチ氏はちょうどロンドン交響楽団の極東ツアーから戻ったばかりですが、すぐにフランスのピアニスト、アルヴィーゼ・シニーヴィア氏(Alvise Sinivia)と初のアメリカ・ソロ・ツアーを行います。
4月19日にニューヨークのMerkin Concert Hallでのデビュー・コンサート、4月12日にワシントンD.C.のフランス大使館で演奏を行い、そこでトニア・コー氏(Tonia Ko)の新作の初演を行います。
また、3月26日(日)にノースカロライナ州ダーラムのカロライナ劇場(The Carolina Theatre)で、トライアングル室内管弦楽団(Chamber Orchestra of the Triangle)とシュトラウスの協奏曲を演奏し、ジュリアード音楽院でマスタークラスを行います。
昨年はソリストとして、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団(Orchestre National du Capitole Toulouse)とベリオのChemins IV、香港文化センターのPro Arte Orchestraとモーツァルトのオーボエ協奏曲、ロンドンのKings Place Hallでフランス国立管弦楽団(French National Orchestra)とツィンマーマンの協奏曲を演奏し、Radio France Musiqueで放送されました。
イギリスでは、Castian Quartet、ファゴット奏者のエイミー・ハーマン(Amy Harman)、ピアニストのトム・ポスター(Tom Poster)と共演し、ポーランドでは、アマデウス・アンサンブル(Amadeus Ensemble)とロンドン交響楽団のメンバーとともにワルシャワのGrand Theatreに登場しました。
今後のプランには、ロンドンのウィグモア・ホールでのデビュー・リサイタル(11月14日)、ドイツの音楽フェスティバル「Festspiele Mecklenburg-Vorpommern」(9月7日)、スペイン・バルセロナのラウディトリ(L’Auditori)でのバルセロナ交響吹奏楽団(Barcelona Wind Symphony Orchestra)との新しい委嘱作品の世界初演が含まれています。 スタンキエーヴィチ氏は2018年1月にアメリカに戻ります。
スタンキエーヴィチ氏は1989年にニースで生まれ、2015年にライプツィヒとニューヨークのヤング・コンサート・アーティスト・オーディションで第1位を受賞しました。 同年、ロンドン交響楽団の主要オーボエに任命され現在に至ります。
その他にも、2012年の国際オーボエコンクール(日本)で第1位、2013年にはフランスの協会ADAMIから「classical revelation」の名を授けられています。
現在はロンドンの王立音楽大学(Royal College of Music)の教授でもあります。
また新しい情報が入り次第連絡を頂けると思いますので、都度お伝えします。
YouTubeで「Olivier Stankiewicz」で検索すると動画がいくつか出てきますので、ご覧になってみてください。
その他、MP3オーディオも所属事務所(YCAT)のサイトで確認できますので是非アクセスしてみてください。
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