作曲家紹介ブログ、今日はアメリカの作曲家デヴィッド・チェケッツ(David Checketts)。
ソルトレークシティーを拠点とし作曲家・編曲家・クリニシャンなど様々な活動をしているチェケッツ氏ですが、今回は作曲家としての活動にスポットをあてて近況をうかがってみました。
作曲家としてチェケッツ氏の名前が表舞台に躍り出たのはおそらく1994年のNBAメリル・ジョーンズ記念作曲賞(National Band Association Merrill Jones Memorial Composition Contest)ではないかと思います。
NBAといえばオストウォルド賞という感じがありますが、若手作曲家のための作曲賞としてメリル・ジョーンズ記念作曲賞というのがあり、当時まだユタ大学を卒業したばかりのチェケッツ氏は「Festival De Ladrones (Festival of Thieves)」でこの賞を受賞しました。作品はTRNから出版されています。
ちなみにこの若手のための作曲賞は過去には他にも2003年にジョナサン・ニューマン(Jonathan Newman)、2001年にはサミュエル・ヘイゾ(Samuel Hazo)なども受賞しています。
チェケッツ氏の創作範囲は吹奏楽だけではなく、オーケストラ、室内楽、合唱、映画音楽、マーチングバンドなど多岐にわたります。
どちらかというとコンテンポラリー寄りの作曲家な気もします。
そんなチェケッツ氏ですが、新作「Geological Instabilities」が2017年1月に初演されます。
この作品はCentral Oregon Music Educators Associationによって委嘱され、Marcellus Brown指揮、Director of Bands from Boise State Universityによってオレゴンで初演される予定です。
また、その他の新作としてはクラリネット協奏曲の「Transitions」があります。
この作品はチェケッツ氏の友人で、バスの交通事故で40人の生徒を救うために亡くなった教師、Heather Christensen氏のために作曲されました。
協賛
その他Wind Band Pressと同じくONSAが運営する各事業もチェックお願いします!
■楽譜出版:Golden Hearts Publications(Amazon Payも使えます)
■【3社または3名限定】各種ビジネスのお悩み相談もお受けしています!
様々な経験をもとに、オンラインショップの売上を上げる方法や商品企画、各種広報に関するご相談、新規事業立ち上げなどのご相談を承ります。お気軽にお問い合わせください。
▼人気の記事・連載記事
■プロの指揮者・岡田友弘氏から悩める学生指揮者へ送る「スーパー学指揮への道」
■有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~
■【エッセイ】ユーフォニアム奏者・今村耀の『音楽とお茶の愉しみ』
■石原勇太郎の【演奏の引き立て役「曲目解説」の上手な書き方】
■石原勇太郎エッセイ「Aus einem Winkel der Musikwissenschaft」
■音楽著作権について学ぼう~特に吹奏楽部/団に関係が深いと思われる点についてJASRACさんに聞いてみました
■【許諾が必要な場合も】演奏会の動画配信やアップロードに必要な著作権の手続きなどについてJASRACに確認してみました