WBP Plus!に登録した商品でレビューを書いたもののWind Band Pressで紹介していなかった商品がたまっていたので紹介していきます。
今回のレビューはマーク・カスタム (Mark Custom)から発売された、アンドリュー・トラクセル指揮、オハイオ大学ウィンド・シンフォニーのCD「アンパサンド(Ampersand)」です。
オハイオ大学ウィンド・シンフォニーのCDなのでメインはオハイオ大学ウィンド・シンフォニーなのですが、ゲストをフィーチャリングしているトラックが激ヤバイです!鬼凄い。
「暗号」はジャズですかね。「ア・パブリック・コンヴェイアンス」はロック。吹奏楽編成でクラシック音楽ではないスタイルの曲をやっている印象なんですがどちらもゲストの演奏が刺激的なうえに作品そのもののクオリティが高くて、吹奏楽でこんなこと出来るんだなあという発見のあるCDですね。
オハイオ大学の演奏もとてもクオリティが高くて、大学なので毎年メンバーも変わるでしょうけど、長い間「レベルの高いバンド」を維持しているのは凄いなと思います。
今(2019年)アメリカでグングンきてるジェニファー・ジョリー、ジェス・ラングストン・ターナーなど注目の作曲家の作品もバッチリ収録、選曲も演奏も攻めてる感じの、日本ではまず出ないだろうなというCDなので、ぜひ買ってみて下さい!
レビュー:梅本周平(Wind Band Press)
商品詳細は以下の通り。
■原題:Ampersand
■指揮者:アンドリュー・トラクセル(Andrew Trachsel)
■演奏団体/演奏者:オハイオ大学ウィンド・シンフォニー(Ohio University Wind Symphony)
レイダーヒル(RADARHILL )1
ウルフメン(WOLFMEN)4
ソナックス(SONAX)6
■レーベル:マーク・カスタム (Mark Custom)
■発売年:2019
■収録曲:
1. 暗号:イーライ・チェンバース [12:23]
Cryptogram:Eli Chambers
2. 光路:ジェニファー・ジョリー [6:13]
Lichtweg (Lightway):Jennifer Jolley
3. 恐れるものなく、疑うものなく:ジェス・ラングストン・ターナー [10:10]
Nothing to Fear, Nothing to Doubt, Jess Langston Turner
4. ア・パブリック・コンヴェイアンス:ウルフメン [8:37]
A Public Conveyance:WOLFMEN
サクソフォーン四重奏のためのコンチェルト・グロッソ:ウィリアム・ボルコム
Concerto Grosso for Saxophone Quartet:William Bolcom
5. I. Lively [5:20]
6. II. Song Without Words [6:05]
7. マーチ「E. W.スクリップス」:リチャード・ウェッツェル [3:35]
March E. W. Scripps:Richard Wetzel
8. レクイエム:デヴィッド・マスランカ [11:58]
Requiem:David Maslanka
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