プロの室内オーケストラ、シンフォニエッタ静岡の定期公演が開催されます。
主催からWind Band Press読者へのメッセージは以下の通り。
2025年10月10日(金)、三鷹市芸術文化センター風のホールにて、シンフォニエッタ 静岡の第81回定期公演 創立20周年記念シリーズ(3)オール・クセナキス・プログラム が開催される。大きな注目を集めた2023年ヴァレーズ特集、2024年ジョリヴェ特集に続き、今回はクセナキスの「アトレ」「ネシマ」「エペイ」「ワーグ」の4作品を一挙にお届けします。この機会をお聴き逃しなく!
公演詳細は以下の通り。
日時:2025年10月10日(金) 開場18:30 開演19:00
おおよその終演予定時間:終演21:00頃
会場:三鷹市芸術文化センター 風のホール
会場住所:東京都三鷹市上連雀6-12-14
三鷹駅からバス「八幡前・芸術文化センター」または「八幡前」下車
三鷹駅から徒歩約15分
入場料:全指定席 S席8000円 A席5000円 B席3000円 学生1000円 三鷹市民割引=一般S,A,B各1000円引
チケット購入方法:
■シンフォニエッタ静岡
https://sinfonietta.jp/
■チケットぴあ Pコード 304-697
※チケットぴあでの取り扱いはA席の当日引換券です。公演当日に当日券窓口にて座席指定券と引き換えてください。
出演:
指揮:中原朋哉
メゾ・ソプラノ:鳥木弥生、松浦麗 ☆
管弦楽:シンフォニエッタ静岡
プログラム:
クセナキス:アトレ
クセナキス:ネシマ ☆
クセナキス:エペイ
クセナキス:ワーグ
主催・お問い合わせ:
シンフォニエッタ 静岡 合同会社シンフォニエッタ
fukumimissj@gmail.com
【シンフォニエッタ 静岡】
2005年創立。日本音楽コンクール優勝者、国際コンクール入賞者をはじめ、国内外で活動する楽団員によって構成し、静岡県を主な活動地域としている。定期公演は2006年に静岡市のグランシップで開始し、2015年からサントリーホールでの東京定期公演を開始、2020年から大阪・京都での定期公演を開始した。
芸術監督・指揮者は焼津市出身でヨーロッパ経験も長い中原朋哉が就任。フランスの地方オーケストラのような音色を持ち、プロオーケストラとしては国内で唯一バソン(フランス式ファゴット)の定席がある。ソリストにはフランスを代表するヴァイオリニスト、オリヴィエ・シャルリエやザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団首席クラリネット奏者フェルディナント・シュタイナー、同首席ホルン奏者ヴィリ・シュヴァイガーを独自に招聘してきた。近年は、オンド・マルトノの世界的第一人者原田節(ハラダタカシ)やメゾソプラノの鳥木弥生との共演を重ねている。
シンフォニエッタ 静岡は、これまで日本で紹介されていなかった作品も数多く手掛けている。中でも、1926年に作曲されてから86年間演奏されずにいた、フランス近代の作曲家、ポール・ラドミローの「交響曲」の世界初演(2012年)はフランス音楽史にとっても重要なものとなった。更に、レジデント・コンポーザー長谷川勉による「弦楽のための2つの楽章」の世界初演(2012年)、コネッソン、シュミット、マニャールといったフランスの作曲家達の作品を中心に、数々の日本初演を行ってきた。また、コクトー台本によるプーランクのオペラ「声」では同台本によるベルナール・ビュフェの版画26点とコラボレーションを行い(2010年)、2019年7月には再演され、音楽誌の演奏会評においても高い評価を得た。
【中原朋哉】
京都橘大学 博士(文化政策学)。作曲を長谷川勉、伊藤康英、後藤洋の各氏に学んだ後、フランス・ディジョン音楽院指揮科にてジャン=セバスチャン・ベロー氏に師事。1993年からはフランスおよび日本においてパスカル・ヴェロ氏のアシスタントを務める。
1996年23歳という若さで名門フランス国立リヨン管弦楽団定期演奏会、グルノーブル音楽祭に同管弦楽団史上最年少指揮者としてデビュー。その演奏は、全国紙フィガロの 「柔軟で完璧な演奏をする、奇跡とも思えるほど驚くべき才能を持った指揮者である。」との評をはじめ、高い評価を得た。
後にフランス国立ペイ・ドゥ・ラ・ロワール管弦楽団、ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団(モーツァルトの未亡人が創設したオーケストラ)においてユベール・スーダン音楽監督のアシスタントを務めた。
フランスの近・現代作品の紹介に力をいれており、中でも2005年7月、グランシップ大ホールにおいて、20世紀を代表する作曲界の巨匠、アンリ・デュティユーのヴァイオリンと管弦楽のための夜想曲”Sur le meme accord”の日本初演をフランスの名ヴァイオリニスト、オリヴィエ・シャルリエと行い、その演奏は作曲者からも高く評価された。また、知られざるフランスの作曲家ポール・ラドミローの遺族とも親交があり、多くの作品を紹介している。
更に、ウィーン古典派(ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン)の演奏、特にモーツァルトにおいては、「日本人とは思えないほど、モーツァルトの血を受け継いでいる。」「日本人だということを忘れさせる程、私たちの音楽を深く理解している。」と、現地の音楽家からも厚い信頼を得ている。
2002年に帰国。静岡県内を中心に、ヨーロッパのアーティストの招聘事業をはじめ、2005年には、国内外のトップアーティストを中心に構成されるプロの室内オーケストラ「シンフォニエッタ 静岡」を創設。創設時より芸術監督・指揮者を務めている。群を抜いた企画力、選曲・プログラミングには定評がある。
演奏活動のほかに、5年間に渡りラジオのクラシック音楽番組のパーソナリティを務めたほか、オペラ・音楽劇の演出、学校・公民館・企業での講演、市民大学講座の講師など、あらゆる世代に向けた、クラシック音楽の啓蒙活動も行っている。更に、第24回国民文化祭しずおか2009 静岡県企画委員、公共文化施設の設計にも携わるなど、多彩な活動を展開している。
2015年4月よりオーケストラに関する国や自治体の支援制度について研究を開始し、2018年3月に静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科(修士課程)を首席で修了。2021年3月、京都橘大学大学院文化政策学研究科博士後期課程を修了。博士(文化政策学)の学位を取得。
愛知県立大学外国語学部客員共同研究員。日本公共政策学会、日本評価学会、日本音楽学会会員。
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