CDレビュー:フルートってこんなに迫力あったっけ!?シリンクス フルート アンサンブル「展覧会の絵」

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フォンテック株式会社様から2019/4/3発売のシリンクス フルート アンサンブルさんのCD「展覧会の絵」が届きましたので、簡単にレビューしてみようと思います。

フルートってどんなイメージでしょうか。演奏している方と、そうでない方でイメージにだいぶ差がありそうですが、僕はフルート奏者ではないので、特に古典作品では「上品」「綺麗」「美しい」「優雅」そんなサウンドのイメージがありました。現代作品では「カッツーン!」みたいな音を出す時もあるでしょうし色々な奏法があって意外と幅広い表情を持っている、そんなイメージでしたね。

で、フルートアンサンブルとなると柔らかめの作品を聴くことが多いので、どうしてもそのイメージがついてしまっていました。

で、ですよ。今回もまあ、いわゆるフルートアンサンブル的な?ふわふわみたいな?そんな感じかな~って思ってたんですがまあ本当にすみません、本当にすみません。

特にタイトルに冠されている「展覧会の絵」、これが物凄いの。仕事の手が止まるくらいの迫力。音がでかいとかそういうことじゃなくて、グワーッって心が持っていかれちゃって、あまりの凄さに立ちすくむみたいな、まあ見事ですよこれは。「フルート=お嬢様」みたいなイメージだったのに女子校の実態聞いちゃった時みたいな衝撃。

フルートは確かに上品、綺麗、美しい、優雅、ですがそれはあくまでも一面に過ぎず、現代作品の「カッツーン!」もそれもあくまでも一面に過ぎず、このCDで聴ける戦慄するようなサウンドもそれもまた一面なんですよね。

こういうCDに出会えると、世界への扉がまたひとつ開いたような感じがして、本当に嬉しいですね。これは2019年4月の僕的特選盤です!これだからこの仕事やめられないな。これ聴かないのは人生損ですね。味噌煮込みうどん食べたことがないってのと同じくらい人生損しますよ。(なんでも名古屋基準)

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レビュー:梅本周平(Wind Band Press)


商品詳細は以下の通り。

▼メーカーより

マンハイム歌劇場管弦楽団、ハイデルベルク室内管弦楽団首席を務め、帰国後は大阪フィルの首席に3年間就任、その後は幅広くソロ活躍を続ける、フルート奏者、持田洋。シリンクス フルートアンサンブルは1992年に持田を中心に、関西中心に活動するフルート奏者12名で結成されたアンサンブルです。今作の収録曲はバロックから現代曲まで、大変幅広いレパートリーを誇るシリンクスの面目躍如たるプログラムです。フルートを知り尽くしたメンバーによる編曲と、磨き上げられたレパートリーは、同族楽器のみとは思えない、変幻自在で伸びやかな魅力に溢れています。後半のバスフルートのみの編成も聴きどころです!

品番:FOCD20116
定価:¥2,800+税
発売日:2019/4/3
メーカー:株式会社フォンテック

演奏:シリンクス フルート アンサンブル (Syrinx Flute Ensemble)

収録内容:

1. シリンクス:クロード・ドビュッシー
Syrinx : Claude Debussy

2-4. ディヴェルティスマン:シャルル・ケクラン
Divertissement op.91 : Charles Koechlin

5-16. 組曲《展覧会の絵》:モデスト・ムソルグスキー
Tableaux d’une exposition : Modest Mussorgsky

17-19. ロンドントリオ 第1番 Hob.IV:1:フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
The London Trios Hob.IV:1 : Franz Joseph Haudn

20. 羊は安らかに草をはみ:ヨハン・ゼバスティアン・バッハ
Sheep may safely graze BWV 208 : Johann Sebastian Bach

[バスフルート・アンサンブル]

21. 歌劇「ロドリーゴ」序曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
Opera “Rodrigo” Overture : Georg Friedrich Handel

22. 歌劇「リナルド」より 涙の流れるままに:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル
Opera “Rinaldo” Lascia ch’io pianga : Georg Friedrich Handel

23. 亡き王女のためのパヴァーヌ:モーリス・ラヴェル
Pavane pour une infante defunte : Maurice Ravel

[ボーナストラック:ライブ録音]

24. ゴリウォーグのケークウォーク:クロード・ドビュッシー
Golliwogg’s Cakewalk : Claude Debussy

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