正門研一「アライズ・マイ・ミューズ !!」~Golden Hearts Publications2019年2月の新規販売開始商品






Wind Band Pressと同じくONSAが運営する楽譜出版・販売事業「Golden Hearts Publications」の2019年2月の新規販売開始商品まとめです。

(とはいっても2月はGolden Hearts Publicationsの商品は1タイトルだけでした)

試聴やスコア閲覧が出来ますのでぜひ商品ページをご覧になってくださいね。


【ブラスバンド 楽譜】

コンサート・マーチ「アライズ・マイ・ミューズ !!」作曲:正門研一

演奏時間:約3分55秒
出版社:Golden Hearts Publications

▼参考音源はこちら

■楽曲について:

英国式金管合奏団「福岡フローリッシュブラス」からの委嘱により2010年12月に作曲、翌2011年1月16日、同団の「第10回記念定期演奏会」において初演されました。

この作品は、私が初めて取り組んだブリティッシュ・スタイルによるブラス作品です。特に「英国風」なものを、「英国的」なものを、と意識したわけではないのですが、例えば、ゆったりめのテンポや終盤のグランディオーソには、エルガーやホルスト、ヴォーン=ウィリアムズ、ウォルトンなど私の英国音楽体験が反映されているのかもしれません。

標準的な編成(ブリティッシュ・スタイル)で作曲したこの作品、一般的な行進曲の形式をほぼ踏襲してはいますが、「前半部」は(アルフォードなどの作品にみられるような)前奏-A-B-Aという三部形式を少し広げ、前奏-A-B-A-C-Aという形を採っています。「後半部(トリオ以降)」は、ユーフォニアムのソロがコルネット群に引き継がれ、その後、ブリッジ~グランディオーソ~コーダという構成です。「前半部」のB(Aから派生)及びCではポリフォニックな性格を全面に出すことにより、また「後半部」のブリッジとコーダの部分で、前奏と「前半部」のAのモティーフを再現することにより作品に「変化」と「ストーリー性」、「統一感」を持たせようと試みています。

(今回の出版にあたり、一部オーケストレーションの見直しを行いました。)

タイトルの「アライズ・マイ・ミューズ !!」には、演奏していただく方々、聴いたいただく方々の「内なるミューズ」を喚起できれば、という想いが込められています(実は、英国の大作曲家パーセルの作品に同名のオード(頌歌)があります)。

この作品は、その後のいくつかの作品(特に行進曲)に大きな影響を与えることになりましたので、少なくとも私自身の「内なるミューズ」が目覚めたことだけは確かなようです。

(正門研一)


以上、Golden Hearts Publicationsの新規取扱商品でした。

他にもアメリカのMurphy Music Pressやアーロン・ペリンの自費出版譜など色々な新作楽譜がありますので、ぜひ一度ご訪問いただき、ゆっくりとご覧頂ければ幸いです。

どうぞよろしくお願い申し上げます!

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