写真家、土門拳の郷里、山形県酒田市にある写真専門の美術館、土門拳記念館では、毎年夏と秋に「土門拳記念館ミュージアムコンサート」を開催しているが、今年は新型コロナウィルス感染拡大防止の観点からYoutubeでのオンラインコンサートとして開催される。
演奏は、ヴィブラフォン奏者の會田瑞樹氏。會田氏は土門拳の作品にも深くインスピレーションを受けており、昨年秋の同ミュージアムコンサートにも出演している。
本公演では會田氏が写真家土門拳、そして土門拳記念館の風光明媚な雰囲気にインスピレーションを得て、作曲・演奏を行なった多重録音による音楽作品”Ken”を上演する。
このコンサートは會田氏のYoutube 公式チャンネルから配信され、土門拳記念館のホームページでもリンク先として視聴できるようになる。
配信開始日時:2020年6月26日(金)正午から
視聴はこちらから(會田氏のYoutube 公式チャンネル)
https://www.youtube.com/channel/UCGj1JB8E9KzPVpDR9VpGHxw
會田瑞樹氏 プロフィール
打楽器奏者。1988年宮城県仙台市生まれ。宮城県仙台第二高等学校を経て武蔵野音楽大学大学院修士課程修了。佐々木祥、星律子、吉原すみれ、神谷百子、有賀誠門、藤本隆文の各氏に師事。日本現代音楽協会主催:第九回現代音楽演奏コンクール「競楽Ⅸ」第二位入賞しデビューを飾る。
これまでに200作品以上の新作初演を手がけている。ソリストとして東京交響楽団、中国国家交響楽団、リトアニア・聖クリストファー室内合奏団との共演をはじめ、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部~打楽器百花繚乱~」全国放送、3枚のアルバムは朝日新聞推薦盤、レコード芸術特選盤などを獲得し高い評価を得た。
「強い集中力と自己投入、極めて俊敏な身体能力。(國土潤一氏/音楽の友掲載)」
「鮮やかに、本当に鮮やかに音色が疾駆する。(長木誠司氏/レコード芸術掲載)」
「バチさばきが鮮やか。バチを持って生まれてきたのか驚異的。(宮沢昭男氏/しんぶん赤旗掲載)」等々、数多くの音楽評論家からも絶賛を受け続ける會田瑞樹の演奏はヴィブラフォンを中心に自らの身体をも自由自在に使いこなし、「初演魔の異名をとる」(小原篤氏/朝日新聞掲載) 新世代の打楽器奏者として常に熱い注目を浴び続けている。
独奏に加えて、曽我部清典(トランペット)、佐藤洋嗣(コントラバス)、トーマス・ピアシー(クラリネット)各氏とのデュオ活動も行い、それぞれのデュオのために自らが新作を紡ぐ作曲活動も展開。2019年には第10回JFC作曲賞入選、作曲作品はGolden Hearts Publicationsより出版されるなど、作曲家としてもその頭角を現している。
2020年4月より郡山女子短期大学非常勤講師に着任。後進の指導も意欲的に行なっている。
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