クラシカル・サクソフォーンの第一人者である須川展也の弟子であり、現在東京藝大3年生の住谷美帆が、コンサート・イマジンが注目の若手を紹介しているコンサートシリーズ「イマジン・シャイニング・スターシリーズVol.16」に出演する。
詳細は以下の通り。
日時:2016年 10月 28日(金)19:00開演(18:30開場)
会場:HAKUJU HALL
出演:住谷美帆(すみや・みほ/サクソフォン)、イリヤ・ラシュコフスキー(ピアノ)
曲目
●カッチーニ/朝川朋之編:アヴェ・マリア
●グラズノフ:サクソフォン協奏曲
●ボノー:ワルツ形式によるカプリス(無伴奏)
●ボルヌ:カルメン幻想曲
●ムソルグスキー/長生淳編:展覧会の絵
※曲目は変更の可能性があります。
◎チケット
全席指定4,000円(税込)
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
◎問合せ・お申込み
コンサートイマジン 03-3235-3777
公演詳細 住谷美帆HP
■Message 須川展也(サクソフォーン奏者/東京藝術大学客員教授)
住谷美帆さんは、繊細かつ大胆な演奏をする、とっても才能に溢れた奏者です。
当然周りはほうっておきませんね!
そう、彼女はその自分の力でチャンスを掴みました。
まさしく今回のコンサートです!
彼女の美音と、世界で活躍するイリヤとの絶妙なアンサンブルが、きっと皆様を虜にします。
住谷美帆がサックス界に、また新しい風を吹き込みます。これからも彼女を応援してあげてください!
■「駒は揃った。」 ‐‐ 加藤昌則(作曲家・ピアニスト/NHKFM「鍵盤のつばさ」パーソナリティ)
2003年春、ウィーンのムジークフェラインで聴いた須川展也さんの「展覧会の絵」は衝撃的なパフォーマンスだった。一人で4本のサックスを扱い、オーケストラにも編曲されたあの重厚で、色彩的で、独創的な世界を見事に吹き分ける。新たな「展覧会の絵」のレパートリーの確立の瞬間を目の当たりにした様だった。もちろん名編曲であり、ピアノの好サポートもあり、三者が卓越したからこその奇跡だ。それは逆にこの作品の再演がこの演奏者でしか実現しないことも明示していた。あれから10数年。同じ様な衝撃を受けた。住谷美帆との共演。弱冠20歳の女学生が、キャリアが20年は上だというこちらの様々な要求に様々な音のパレットで巧みに応えてくる。須川さんの愛弟子であり、彼の推薦。なるほどすごい逸材だと思ったが、その師匠の独占とも思えた「展覧会の絵」の上演に彼女が挑戦するのはなるほど頷けた。そしてその実現に不可欠である重要な共演者は、「展覧会の絵」作曲者のムソルグスキーと同じ生粋のロシア人ラシュコフスキーだ。彼は僕が最も信頼を寄せる卓越した演奏家の一人。
そう、すなわち駒は揃った。門外不出の師匠秘伝の作品も含まれるという今回の演奏会、ぜひ衝撃を味わっていただきたい。
◎プロフィール
■住谷美帆(Miho SUMIYA /サクソフォン)
東京藝術大学3年在学中の逸材!今年2月にはN響ツアーにて「展覧会の絵」のサクソフォンパートに大抜擢。その美音とアンサンブル能力の高さを評価された。
1995年生まれ。茨城県水戸市出身。5歳からピアノを習い、12歳から吹奏楽部でサクソフォンを始める。第22回クラシック音楽コンクール全国大会サクソフォン部門第1位受賞。入賞者披露演奏会にてトマジ作曲「サクソフォン協奏曲」(橋本久喜指揮入賞者オーケストラ)を演奏。第15回ジュニア・サクソフォンコンクール第1位受賞。第15回日本ジュニア管打楽器コンクール金賞受賞。第31回日本管打楽器コンクール4位入賞。これまでにサクソフォンを須川展也、鶴飼奈民の各氏に師事。2014年度よりヤマハ奨学生。現在、東京藝術大学3年在学中。
【ソプラノ】:ヤマハYSS-875EXG/マウスピース:セルマーS90 170/リガチャー:ハリソンオリジナルGP/リード:バンドレン トラディショナル3
【アルト】:ヤマハYAS-875EXG/マウスピース:セルマーS90 170/リガチャー:ハリソンオリジナルGP/リード:バンドレン トラディショナル3 1/2
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