会場、聴衆の熱気を真空パック!凄すぎる!「アメリカ海兵隊バンド ライブ・イン・ジャパン」CDレビュー

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株式会社CAFUAレコード様から2019/9/11発売予定のCD「アメリカ海兵隊バンド ライブ・イン・ジャパン」のサンプルを頂きましたので、簡単にレビューしてみようと思います。

まず、「ダアァーッ!」と叫びたい、意味もなく叫びたい。どこで演奏してもアメリカ海兵隊バンド(マリンバンド)はすごいね!何がすごいって説明するようなもんでもなくて何もかもが世界トップクラス、これこそが世界トップクラス、なんですわ。

この演奏が日本で聴けたなんて、バンドクリニック素晴らしい!行ったことないけど!

2枚組のCDで、オープニングから最後の「ヤンキー・ドゥードゥル」まで一気に聴けてしまうライブ盤なのですが、演奏もさることながらその構成が見事ですよね。もちろん高水準の演奏があってこそですが、まったく飽きさせない。

間に配置されたユーフォニアム、メゾ・ソプラノのフィーチャーも光ってますね。会場の空気を一変させる効果がバチーン!と出ています。

「イロァ・イロァ」で泣き、「ぐるりよざ」に驚き、世界初演の「ユーソニアン住宅」で新しい世界を見せ、など色々あるのですがやっぱり特筆すべきはマーチですね。マーチ王スーザも隊長を務めたマリンバンドだけあってマーチはやっぱり次元が違う。

吹奏楽コンクールの課題曲マーチにしか興味がない人にとってはマーチって面白くないかもしれませんが、これ聴けば世界が変わる。なぜ世界中の演奏会でマーチをやるバンドが多いのか、なぜ今でも多くのマーチが作曲されるのか、なぜそもそもコンクールでもマーチが「課題」として指定されるのか、すべてこの盤を聴けばわかるってもんだァー!マーチなめてっと怪我すっぞ!

そしてェー!!曲間にバッチリ収録されているこの会場の熱気!聴衆の熱気!これ完全に真空パックされてます。CAFUAさんありがとう、ありがとうやで・・・(涙)もうほんと、この場所にいたかった・・・いたかったんや・・・と後悔の念による平手打ち。

何度リピートしても「うおおおお」と燃えてしまう楽しいライブ盤です。これなら無人島でサバイバル出来る気がする。

いやーそれにしてもこれはもうスタンディングオベーションですわ。スタオベ。会場にいたわけじゃないですしCD聴いてるだけなので心のなかでスタオベ。お見事。ブラボー。ブラビッシモ。買わないと人生の三分の一は睡眠です。


レビュー:梅本周平(Wind Band Press)


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商品詳細は以下の通り。

アメリカ海兵隊バンド ライブ・イン・ジャパン

■原題または洋題:”The President’s Own” United States Marine Band Live in Japan

■指揮者:ジェイソン・K・フェティッグ (Colonel Jason K. Fettig)
ライアン・J・ノーリン (Captain Ryan J. Nowlin)(Disc2 [1])

■客演指揮:小澤俊朗(Toshiro Ozawa)(Disc2 [6])

■演奏団体/演奏者:アメリカ海兵隊バンド (“The President’s Own” United States Marine Band)
ユーフォニアム : マーク・ジェンキンス (MGySgt Mark Jenkins)(Disc1 [7][8])
メゾ・ソプラノ : サラ・シェフィールド (GySgt Sara Sheffield)(Disc2 [4][5])

■レーベル:株式会社CAFUAレコード

■発売年:2019

■レーベルコメント

アメリカが世界に誇る吹奏楽団、「大統領直属」アメリカ海兵隊バンドが165年振りの来日!2019年5月、「日本吹奏楽指導者クリニック」50周年を記念して浜松アクトシティ大ホールで行われた特別コンサートを完全収録したライブ盤です。かつて隊長を務めたスーザの行進曲、来日公演のための新作初演、「ぐるりよざ」など馴染の作品も。華麗にして豊潤、吹奏楽とは思えぬ優しく美しい音色に2000人を超える観衆は感激し、圧倒されました。吹奏楽の常識を覆しかねない歴史的な記録に、是非耳を傾けてみて下さい。

アメリカ海兵隊バンド
“The President’s Own” United States Marine Band

アメリカ海兵隊バンドは、1798年の合衆国議会にて創立が制定された、アメリカ最古のプロの音楽団体であり、アメリカ合衆国大統領と海兵隊総司令官のために音楽を提供するという、唯一無二のミッションを持つ。 1801年の新年、第2代大統領ジョン・アダムズに招かれ、当時建築中であったホワイトハウスでのデビューを果たした。同年3月、トーマス・ジェファーソンの大統領就任式にて演奏を披露し、以来、すべての大統領の就任式で演奏を行なってきたと言われている。自身も優秀な音楽家であったジェファーソンは、海兵隊バンドとの特別な関係を重んじ、ジェファーソンによって、President’s Own(大統領直属)の称号が与えられた。 公式晩餐会や国賓の来日、国家重要行事やレセプションなど、海兵隊バンドメンバーによるホワイトハウスでの演奏は、年間約200回にのぼる。ピアノソロ、ジャズ、ブラスクインテットなど小規模のアンサンブルから、カントリーバンド、ダンスバンド、フルコンサートバンドなど、編成は多岐にわたる。ホワイトハウスにおいては様々な場面で多様な音楽が求められるため、高い柔軟性と多才さが要求されるメンバーは、そのほとんどがアメリカ国内の優秀な音楽学校出身で、メジャーオーケストラに匹敵する厳しいオーディションを経て選考される。 ホワイトハウスでの演奏に加え、定期コンサートシリーズ、ワシントンD.C.の国立公園ナショナル・モールにおける夏の野外ポップスコンサート、大統領就任式やアーリントン国立墓地における軍葬、第二次世界大戦記念碑での退役軍人のための記念飛行セレモニー、マリーン・バラックスでのパレード、学校での教育プログラムなど、首都ワシントンにおける様々なセレモニーやイベントに登場。またメンバーによるソロリサイタルや、室内楽のコンサートなども高い人気を誇っている。 アメリカの文化、そしてアメリカ政府の公式活動において、海兵隊バンドは不可欠な役割を果たしており、人々の心をつなぐ架け橋としての芸術の大切さを訴えている。1798年以来一貫して、アメリカ大統領と海兵隊総司令官のための音楽を提供することをミッションとしている。海兵隊バンドは、この使命を持つ唯一の音楽団体として、歴史と伝統を礎とし、創立より3世紀目を迎え、ホワイトハウスとアメリカの人々に音楽をもたらし続けている。

■収録曲:

【Disc 1】

1-3. オープニング ~ 国歌(アメリカ・日本)
Opening ~ National Anthem (United States of America & Japan)

4. 行進曲「ゴールデン・ジュビリー」:ジョン・フィリップ・スーザ
March, “Golden Jubilee”:John Philip Sousa

5. ファンファーレ「フォー・ザ・プレジデンツ・オウン」:ジョン・ウィリアムズ
Fanfare, “For ‘The President’s Own'”:John Williams

6. イロァ・イロァ:ケヴィン・ヴァルツィック
Eloi, Eloi:Kevin Walczyk

7. 春の日の花と輝く:シモーネ・マンティア(編曲:ヘンリー・ハウイー)
Believe Me If All Those Endearing Young Charms:Simone Mantia(rev. Henry Howey)

8. ダニー・ボーイ:アイルランド民謡
Danny Boy:Irish Traditional Song

9. 吹奏楽のための交響詩「ぐるりよざ」より 第3楽章「祭り」:伊藤康英
III. “Dies Festus” from GLORIOSA Symphonic Poem for Band:Yasuhide Ito

10. 行進曲「忠誠」:ジョン・フィリップ・スーザ
March, “Semper Fidelis”:John Philip Sousa

【Disc 2】

1. 祝典序曲 作品96:ドミトリ・ショスタコーヴィチ(編曲:ドナルド・ハンスバーガー)
Festive Overture, Opus 96:Dmitri Shostakovich(trans. Donald Hunsberger)

「ユーソニアン住宅」より:マイケル・ジルバートソン ※【世界初演】
Usonian Dwellings:Michael Gilbertson
2. II.タリアセン・ウェスト  II. Taliesin West
3. III.落水荘  III. Fallingwater

4. アイ・ガット・リズム(「ガール・クレイジー」より):
作詞:アイラ・ガーシュウィン、作曲:ジョージ・ガーシュウィン(編曲:スコット・ニンマー)
“I Got Rhythm” from Girl Crazy:Ira Gershwin/George Gershwin(arr. SSgt Scott Ninmer)

5. サマータイム(「ポーギーとベス」より):ジョージ・ガーシュウィン
“Summertime” from Porgy and Bess:George Gershwin

6. 行進曲「海を越える握手」:ジョン・フィリップ・スーザ
March, “Hands Across the Sea”:John Philip Sousa

7. 「交響曲第3番」より フィナーレ(第4楽章):
アーロン・コープランド(編曲:ドナルド・パターソン)
Finale (4th Movement) from Symphony No.3:Aaron Copland(tran. MGySgt Donald Patterson)

8. もののけ姫:久石 譲
Princess Mononoke:Joe Hisaishi

9. 行進曲「星条旗よ永遠なれ」:ジョン・フィリップ・スーザ
March, “Stars and Stripes Forever”:John Philip Sousa

10. ヤンキー・ドゥードゥル:モートン・グールド
Yankee Doodle:Morton Gould

第50回日本吹奏楽指導者クリニック 50周年記念スペシャルコンサート
2019年5月17日 アクトシティ浜松 大ホールにてライブ収録

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