吹奏楽の源泉の一つ「ナハトムジーク」も!シンフォニエッタ 静岡 第7回東京定期公演(第59回定期公演)(2019/11/10:サントリーホール ブルーローズ) 





シンフォニエッタ 静岡 第7回東京定期公演(第59回定期公演)がサントリーホール ブルーローズで開催される。

オーケストラの立場から吹奏楽、管楽合奏へのアプローチを続けるシンフォニエッタ 静岡。

今回は「印象主義のかげで」と題し、印象主義の代表的な作曲家とされるドビュッシーとラヴェルの活躍のかげにあり、注目される機会の少ない作曲家の作品の中から、管楽合奏のための作品を紹介する。

印象主義の誕生を予感させるダンディ、これぞ印象主義と思わせるケクラン、その伝統を受け継ぎつつ新しい音楽を紡ぎだしたイベールとミヨー。印象派の画家がモネとセザンヌだけではないように、ドビュッシー、ラヴェル以外の音楽も楽ませてくれる。

後半は、現代の吹奏楽のうち、最小限の編成で演奏される「ウィンド・オーケストラ」の源泉であるモーツァルトの3つの管楽のためのセレナーデからハ短調「ナハトムジーク」を演奏する。

演奏会の詳細は以下の通り。


シンフォニエッタ 静岡
第7回東京定期公演(第59回定期公演)
2019年11月10日(日)14時
サントリーホール ブルーローズ

印象主義のかげで

ミヨー: 室内交響曲第5 番
ケクラン: 2 つのフルートのためのソナタ(フルート 竹下麻美 菅原彩乃)
ダンディ: シャンソンとダンス
イベール: チェロ協奏曲
モーツァルト: セレナーデ第12番「ナハトムジーク」

【出演者】
指揮:中原朋哉
チェロ:田口裕(当楽団チェロ奏者)

フルート 竹下麻美 菅原彩乃
オーボエ 池田 肇  植田明美
クラリネット 竹内未緒  中里真也
ファゴット 吉本 康 榎本眞理

ホルン 月原義行 鈴木希恵
トランペット 杉木淳一朗

入場料
一般5,000 学生1,000

問合せ
シンフォニエッタ 静岡
TEL054-204-7778
URL http://www1.odn.ne.jp/ssj/


【プロフィール】

シンフォニエッタ 静岡
2005年創立。2014年5月より一般社団法人へ改組。日本音楽コンクール優勝者、国際コンクール入賞者をはじめ、国内外で活動する50名の楽団員によって構成する。定期公演は静岡市のグランシップを拠点とし、2015年からはサントリーホールでの東京定期公演も開始した。
芸術監督・指揮者は焼津市出身でヨーロッパ経験も長い中原朋哉が就任。フランスの地方オーケストラのような音色を持ち、プロオーケストラとしては国内で唯一バソン(フランス式ファゴット)の定席がある。ソリストにはフランスを代表するヴァイオリニスト、オリヴィエ・シャルリエやザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団首席クラリネット奏者フェルディナント・シュタイナー、同首席ホルン奏者ヴィリ・シュヴァイガーを独自に招聘してきた。近年は、オンド・マルトノの世界的第一人者原田節(ハラダタカシ)との共演を重ねている。
シンフォニエッタ静岡は、これまで日本で紹介されていなかった作品も数多く手掛けている。中でも、1926年に作曲されてから86年間演奏されずにいた、フランス近代の作曲家、ポール・ラドミローの「交響曲」の世界初演(2012年)はフランス音楽史にとっても重要なものとなった。更に、レジデント・コンポーザー長谷川勉による「弦楽のための2つの楽章」の世界初演(2012年)、コネッソン、シュミット、マニャールといったフランスの作曲家達の作品を中心に、数々の日本初演を行ってきた。また、コクトー台本によるプーランクのオペラ「声」では同台本によるベルナール・ビュフェの版画26点とコラボレーションを行い(2010年)高い評価を得た。
シンフォニエッタ 静岡による、静岡県の芸術文化の特性を考えて生まれた企画・プログラムは、これまでのオーケストラの常識を打ち破るものとして注目を集めており、当楽団の様々なアイデアは県内の文化施設や他の音楽団体にも大きな影響を与えている。また、プロの演奏家だからこそ出来る教育活動にも重点を置き、楽団員だけでなく、ゲストに招くソリストと共に、山間部にある小規の学校での公演やワークショップ事業を行っている。

指揮 中原朋哉
愛知県生まれ、静岡県焼津市育ち。作曲を学んだ後、フランスにおいて指揮をパスカル・ヴェロ、ジャン=セバスチャン・ベローに師事。1996 年フランス国立リヨン管弦楽団を指揮してプロデビュー。その後、フランスとオーストリア・ザルツブルクにおいてユベール・スダーンを中心に多くの名指揮者のアシスタントを務めた。
2002 年に帰国。2005 年「シンフォニエッタ 静岡」を創設。モーツァルトとフランス近代の音楽の演奏には定評があり、当地の演奏家や作曲家からの信頼も厚い。
また、芸術分野に関する文化政策研究にも取り組んでおり、2018 年3 月に静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科を首席で修了。2018 年4 月より京都橘大学大学院文化政策学研究科博士後期課程において研究を継続している。日本公共政策学会、日本評価学会、音楽芸術マネジメント学会会員。

チェロ 田口裕
東京都出身。16 歳よりチェロを始める。洗足学園音楽大学、ハンガリー国立リスト・フェレンツ音楽大学卒業。洗足学園ニューフィルハーモニック管弦楽団正団員、洗足学園音楽大学演奏要員、シンフォニエッタ 静岡チェロ奏者。

フルート 菅原彩乃
静岡県浜松市出身。浜松江之島高等学校芸術科 卒業。常葉学園短期大学専攻科音楽専攻 卒業学位取得。フランス リュエイユ=マルメゾン地方音楽院にて研鑽を積む。シンフォニエッタ静岡 フルート奏者

フルート 竹下麻美
静岡県浜松市出身。浜松学芸高等学校普通科吹奏楽コース、名古屋芸術大学音楽学部器楽科弦管打コース卒業。大学在学中オーディション合格によりソロ、室内楽、オーケストラなどの演奏会に出演。菅原彩乃と共にフルートデュオ『コフル・ア・ジュエ』を結成し2017年11月にデュオリサイタルを行う。シンフォニエッタ静岡 フルート奏者




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