テナーホーン奏者なら知らない人はいないであろうレジェンド、シェオナ・ホワイト。数々の輝かしい賞を受賞してきた奏者で、2001年に発売されたCD「ヴォイス・オブ・テナー・ホーン(The Voice of the Tenor Horn)」は今でも売れるロングセラー商品となっています。
そんなシェオナが長い時を経て2018年に遂にリリースしたセカンド・アルバムがこの「タイムレス(Timeless)」。今回は自主制作盤となっており、Wind Band Press、WBP Plus!を運営するONSAでは彼女から直接仕入れることが出来ました。
久々というには久々過ぎるまさに待望のセカンド・アルバム、ワクワクドキドキしながら再生ポチ・・・冒頭まさにその一音、「うわあーーーーーーーー!!!」と叫びたくなる(家族が後ろでくつろいでいたので叫べなかったけど)、その音!そして紡ぎ出されるその音楽!パーフェクト・・・これがパーフェクト・・・だ・・・ッッ・・・!!!!と嬉しさをかみしめずにはいられない、神々しい演奏に声も出ない、涙と汗は出る、そんな演奏・・・このCDはまさしく「タイムレス」。一生聴き続けることが出来るアルバムでしょう。
穏やかでしっとりと聴かせる作品からアップテンポな作品まで幅広く収録されていて、どんな表現もパーフェクトに心に届けてくれる演奏ですが、特にスパークの「アリア」やゴーランドの「バラード」は染みすぎて泣ける~!!これだけでも聴く価値ありやで・・・
2018年当時に在籍していたブリッグハウス&ラストゥリック・バンドがバックを務めていますが、彼らとの距離感も良く、見事にシェオナを支えています。(指揮者もファースト・アルバムと同じデヴィッド・キングだしね!)
この貫禄、まさにテナーホーンの女王。日本にテナーホーン奏者は少ないと思いますがもちろん必携、そのほかの金管奏者も当然のごとく必携、さらにはすべての音楽ファンにぜひとも聴いていただきたい、至高の一枚です。
これが神の恵みか・・・
ちなみにクレジットを見ると副プロデューサーにあのグレン・ヴァンローイがクレジットされていたりします。
こちらのCDはWind Band Pressと同じくONSAが運営するオンラインセレクトショップ「WBP Plus!」でお取り扱いしています。
レビュー:梅本周平(Wind Band Press / ONSA)
商品詳細は以下の通り。
演奏:
テナーホーン:シェオナ・ホワイト(Sheona White)
ピアノ:ラス・ウェッブ(Ruth Webb)
ブリッグハウス&ラストゥリック・バンド(Brighouse & Rastrick Band)
指揮者:デヴィッド・キング (David King)
収録内容:
1. セプテンバー・ファンタジー:エリック・ボール
September Fantasy:Eric Ball
2. アリア:フィリップ・スパーク
Aria:Philip Sparke
3. チキータ・ダンス:ブラムウェル・トーヴェイ
Chiquita Dances:Bramwell Tovey
4. バラード:ジョン・ゴーランド
Ballade:John Golland
5. サンデー・イン・ザ・パーク:フィリップ・スパーク
Sunday in the Park:Philip Sparke
6-8. テナーホーン協奏曲:デリック・ブルジョワ
Concerto for E flat Horn and Brass Band:Derek Bourgeois
9. アヴェ・マリア:J.S.バッハ/グノー(編曲:アンドリュー・ベイカー)
Ave Maria:J.S. Bach / Gounod (arr. Andrew Baker)
こちらのCDはWind Band Pressと同じくONSAが運営するオンラインセレクトショップ「WBP Plus!」でお取り扱いしています。
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