アメリカの作曲家ティモシー・ブロージェ氏(Timothy Broege)のご紹介と最新情報

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アメリカの作曲家、ティモシー・ブロージェ氏(Timothy Broege)氏。

ある程度の年齢の方ならご存知かと思いますが、最新の情報をいただけたのでご案内します。

まずはバイオグラフィーから。

ブロージェ氏は1947年11月6日ニュージャージー州ベルマー生まれ。幼年期にヘレン・アントニデス氏(Helen Antonides)からピアノと音楽理論を学びました。

ノースウェスタン大学では、M・ウィリアム・カーリンズ氏(M. William Karlins)、アラン・スタウト氏(Alan Stout)、アンソニー・ドナート氏(Anthony Donato)に作曲を、フランシス・ラリマー氏(Frances Larimer)にピアノを、ドロシー・レイン氏(Dorothy Lane)にハープシコードを師事し、1969年に首席で音楽学士号を取得しました。

1969年から1971年までシカゴ公立学校で教鞭を執りましたが、1980年まではニュージャージー州マナスカンの小学校で音楽教師を務めました。

モンマス音楽院では、1985年から1995年までピアノとリコーダーを教えました。

彼は現在、1972年以来ベルマーの第一長老教会オルガン奏者と音楽監督のポジションに就いているほか、ニュージャージー州エルベロンにある歴史的なエルベロン記念教会でのオルガン奏者と音楽監督を務めています。

ブロージェ氏の作品は、モンマス交響楽団(Monmouth Symphony Orchestra)、ガーデン・ステイト・フィルハーモニック・オーケストラ(Garden State Philharmonic Orchestra)、メドウズ・ウィンド・アンサンブル(Meadows Wind Ensemble)、アメリカ陸軍士官学校バンド(U.S. Military Academy Band)、ニュージャージー室内合唱団(New Jersey Chamber Singers)、アトランティック弦楽四重奏団(Atlantic String Quartet)、シグナス・アンサンブル(Cygnus Ensemble)、ピアニストのロバート・ポロック氏(Robert Pollock)、ギタリストのフランシス・ペリー氏(Francis Perry)、リコーダーの巨匠ジョディ・ミラー氏(Jody Miller)ほか、世界中で演奏されています。

作品はBoosey&Hawkes、Manhattan Beach Music、Bourne Company、Daehn Publications、Hal Leonard、Polyphonic Publications、Grand Mesa Music、Maestro&Fox、Allaire Music / Woodbridge Wilson Music Publishersから出版されています。

彼の作品には、ラージ・アンサンブルのための21の「シンフォニア」、室内アンサンブルのための「Songs Without Words」シリーズ、ソロ楽器のための「ファンタジア」シリーズ、声楽、キーボード、ギター、リコーダー、スクールバンドのための音楽などがあります。

彼の作品はボストン・アーリー・ミュージック・フェスティバル、ミッドウェスト・バンド&オーケストラ・クリニック、全米大学バンド指導者協会(CBDNA)で取り上げられています。

彼はゲスト作曲家/指揮者およびクリニシャンとして頻繁に出演し、アメリカン・スクールバンド・ディレクターズ・アソシエーションからエドウィン・フランコ・ゴールドマン賞を受賞しています。

彼の作曲家としてのキャリアを称えるために、ニュージャージー教育協会から2003年度の優秀賞を受賞しました。

彼は、ニュージャージーの作曲家ギルドの元会長であり、オルガン史学協会、アメリカ・オルガン奏者ギルド、ボストン・クラビコード協会、およびブロードキャスト・ミュージック(Broadcast Music, Inc.:BMI)の会員です。

作曲活動に加えて、ブロージェ氏は古楽器の鍵盤楽器やリコーダーのリサイタル奏者としても活発に活動しています。

彼は、2000年から2014年のThe American Recorder誌の “On the Cutting Edge”というコラム欄を担当し、ニュージャージー州ブラッドリービーチの自宅に教育スタジオを用意しています。

2006年から、ジョン・グローナート・ジャズ・トリオ(The John Gronert Jazz Trio)のピアニストとして活躍しています。

以上、バイオグラフィーでした。

続いて最新情報です。

今年70歳になるブロージェ氏ですが、まだまだ精力的に作品を発表しています。

氏の最近の初演は、2016年4月6日にアメリカのサウス・ウィンザーで初演された「PARTITA FOR BAND」です。

この作品は今年の始めにハル・レナードから出版されました。

間もなく出版される吹奏楽のための編曲作品はイギリス民謡「O Waly, Waly」を編曲したもので、「The Water Is Wide」というタイトルでニール・A・チョスから「ジャック・スタンプ組曲」の中の楽章のひとつとして出版されます。(この作品は楽章単位で出版されます)

これは傑出したアメリカの指揮者で作曲者であるジャック・スタンプ博士の退職の記念に委嘱された作品です。

この組曲(全曲)は2014年の春にインディアナ大学ペンシルベニア校において、スタンプ博士が指揮する同大学の吹奏楽団によって初演されました。

以上、ブロージェ氏の最新情報でした。

YouTubeで色々な作品が聴けるのでぜひ「Timothy Broege」で検索して、色々な作品を楽しんでみてください。




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