ウェールズの作曲家トム・ダヴォレン氏(Tom Davoren)最新情報

広告枠



ウェールズの作曲家、トム・ダヴォレン氏(Tom Davoren)からメールが届きましたので、最新情報およびダヴォレン氏についてご紹介します。

まずはバイオグラフィーから。


トム・ダヴォレンは国際的に高く評価されている作曲家、バンド・ディレクター。

彼の作品は世界中から委嘱・初演されており、その中にはアメリカ海兵隊バンド(‘The President’s Own’ United States Marine Band)、イギリス空軍セントラル・バンド(Central Band of the Royal Air Force)、ブラスバンド・バトル・クリーク(Brass Band of Battle Creek)、コーリー・バンド(Cory Band)、フィリップ・シャルツ(Philippe Schartz:BBCウェールズ交響楽団首席トランペット奏者) 、グレン・ヴァンローイ(Glenn Van Looy)、スティーヴン・ミード(Steven Mead)などが含まれています。

作品はニューヨークのカーネギーホール、BASBWEロンドンフェスティバル、ロイヤル・ノーザン・カレッジ・オブ・ミュージック・フェスティバル・オブ・ブラス、WMC(ケルクレーデ)、国際テューバ・ユーフォニアム・カンファレンス、国際トランペット・ギルド・カンファレンス、シャガール・ブラス・フェスティバル、スイス ソロ・カルテット選手権、ニュージーランド、オーストラリア、イギリスのナショナル・バンド選手権のソロとバンド・セクションなどで演奏されています。

彼はまたベルギーのブラスバンド・ブイジンゲン「Brassband Buizingen」との特別な関係があり、2015年からアソシエイト・コンポーザーとして活動しています。

指揮者としては、ダヴォレン氏は南ウェールズのBTMバンドでキャリアをスタートしました。

彼はその後、デスフォード・コリアリー・バンド(Desford Colliery Band)の音楽監督、フェアリー・バンド(Fairey Band)の副指揮者(Associate Conductor)、ブリストルのFilton Concert Brassの音楽監督として成功し、イギリスで最も新しいチャンピオンシップバンドの1つに導いています。

2015年にメイドストーン・ウインド・シンフォニー(Maidstone Wind Symphony)を全英吹奏楽選手権のタイトルに導き、2016年にはウェールズ・ナショナル・ユース・ブラス・バンドの指揮者に就任しました。

また、2016年からはサルフォード大学で学生バンドの指揮とブラスバンドの監督を務めています。

ダヴォレン氏は英国王立ウェールズ音楽大学(Royal Welsh College of Music & Drama)でナイジェル・シーマン(Nigel Seaman)にテューバを師事し、カーディフ大学音楽学部でアンソニー・パワーズ(Anthony Powers)とアルレーネ・シエラ(Arlene Sierra)に作曲を師事し、学士号と修士号を取得しました。

2009/10年には、芸術・人文研究会議(Arts and Humanities Research Council)とウェールズ・リベリー・ギルド作曲賞(Welsh Livery Guild Composition Award)の研究奨学金を授与されました。

2011年のBASCAイギリス作曲家賞にノミネート、2012年のEBBAヨーロッパ作曲家コンクールで優勝、2014年に国際テューバ・ユーフォニアム協会からハーヴェイ・フィリップス賞を受賞しました。


続いて最新情報です。

1) 2017年に吹奏楽の新作「Stillness」が初演されます。

冒険家アメリア・イアハートによる最初の大西洋横断を祝した15分の作品で、カンザス・ウインド・アンサンブル(アメリカ)、サスカチュワン・ウインド・オーケストラ(カナダ)、イギリス空軍、モンクレア州立大学ウィンド・シンフォニーによるコンソーシアムです。

2)トランペット、ユーフォニアム、吹奏楽のための「Ascension」は、最近、アメリカ海兵隊バンドによってアメリカ初演が行われました。

ソリストのHiram Diaz(ユーフォニアム)とAmy McCabe(トランペット)をフィーチャーした28日間の全米コンサートツアーの一環として行われました。

さらに、イギリス空軍セントラル・バンドとオランダ王国陸軍バンドが今後演奏予定です。

3)コンサート序曲「Return to the White City」が、トーマス・レスリー教授(Professor Tom Leslie)指揮、ネバダ大学ラスベガス校ウィンド・オーケストラによって録音されています。 アルバム「The Return」は、2017年の初めにリリースされる予定で、デヴィッド・マスランカ(David Maslanka)とフランク・ティケリ(Frank Ticheli)の作品も収録されます。

4)2016年12月に、ネバダ大学ラスベガス校ウィンドオーケストラのための作品「Riding to Olwen」が完成しました。 エキサイティングな4分間の作品は、伝統的なウェールズの神話と民話に触発された作品です。 美しい王女オルウェンと結婚するために戦いへと旅立つキルッフ王子の物語を伝えています。(注:おそらくウェールズの物語群である「マビノギ」が関係していると思われます)

5)ダヴォレン氏のサイトでオンラインストアが開始されました。Studio Music、Ty Cerdd、Tom Davoren Musicのすべての出版社のダヴォレン氏の吹奏楽・ブラスバンド作品を直接購入できます。

Tom Davoren Musicの作品はPDFダウンロード購入が可能です。

次に指揮に関する最新情報。

1)最近ではブルックリン・ウインド・シンフォニー(ニューヨーク)の客演指揮者を務めました。 彼は音楽監督のJeff W Ball、客演指揮者のヨハン・デメイ(Johan De Meij)、ゲスト・コンポーザーのピーター・ミーチャン(Peter Meechan)と一緒に、ドラゴンの年(スパーク)、Korn Symphony(ミーチャン)、指輪物語(デメイ)、イギリス舞曲集(アーノルド)を演奏しています。

2)2017年1月にハーモニー・ショスタコーヴィチ(スイス)の客演指揮者を務めます。演目には彼自身の「Stillness」、ISS Flyover(ミーチャン)、ニュー・ロンドン・ピクチャーズ(ヘス)、Mutiara(Barfield) といった「冒険」にインスパイアされた作品が並びます。

3)2016年のウェールズ・ユース・ブラス・バンドの音楽監督に続き、2017年にはウェールズ・ユース・トレーニング・バンドの指揮者を務めます。

最新情報は以上です。

WBP Plus!でも楽譜をお取り扱いしています。

Yahoo!ショッピング店

楽天市場店




協賛



広告枠





Wind Band Pressへの広告ご出稿のご案内および媒体資料はこちら



■演奏会の企画やチケット販売その他各種ビジネスのお悩み相談やプレスリリース代行依頼もお受けしています!

様々な経験をもとに、オンラインショップの売上を上げる方法や商品企画、各種広報に関するご相談、新規事業立ち上げのご相談など承ります。初回相談無料です。そのほか、プレスリリース代行などの実務作業も承ります。よろずご相談下さい。




その他Wind Band Pressと同じくONSAが運営する各事業もチェックお願いします!

■楽譜出版:Golden Hearts Publications(会員登録してログインすると約5%オフで購入可能です)

■オンラインセレクトショップ:WBP Plus!





▼人気の記事・連載記事

■プロの指揮者・岡田友弘氏から悩める学生指揮者へ送る「スーパー学指揮への道」
プロの指揮者・岡田友弘氏から悩める学生指揮者へ送る「スーパー学指揮への道」

■作曲家・指揮者:正門研一氏が語るスコアの活用と向き合い方
作曲家・指揮者:正門研一氏が語るスコアの活用と向き合い方

■有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~
有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~

■【エッセイ】ユーフォニアム奏者・今村耀の『音楽とお茶の愉しみ』
今村耀エッセイ

■僧侶兼打楽器奏者 福原泰明の音楽説法
福原泰明の音楽説法

■石原勇太郎の【演奏の引き立て役「曲目解説」の上手な書き方】
曲目解説の上手な書き方

■石原勇太郎エッセイ「Aus einem Winkel der Musikwissenschaft」
石原勇太郎エッセイ

■音楽著作権について学ぼう~特に吹奏楽部/団に関係が深いと思われる点についてJASRACさんに聞いてみました
音楽著作権について学ぼう

■【許諾が必要な場合も】演奏会の動画配信やアップロードに必要な著作権の手続きなどについてJASRACに確認してみました
動画配信



★下記ページもチェックをお願いします!★ 曲目解説を書こう―石原勇太郎と学ぶ曲目解説の書き方

■Wind Band Pressのメルマガの登録もお願いします!

なるべく毎週、裏話なんかを書いています。無料です!

Wind Band Pressメルマガ購読申し込み

* indicates required

1件のコメント

  1. […] ■ウェールズの作曲家トム・ダヴォレン氏(Tom Davoren)最新情報 http://windbandpress.net/2574 […]

コメントは受け付けていません。