日本人初のサクバット・リサイタルを開催した宮下宣子(サクバット)が濱田芳通(コルネット)とともにコルネット&サクバットのセミナーを開催(10/8~10/10)

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seminar2015昨年のセミナーの様子

日本オーケストラ界初の女性金管奏者として新日本フィルハーモニー交響楽団に入団し、現在はサクバット(後述)のプレイヤーとしても活躍をする宮下宣子がセミナーを開催する。

聴講だけでも可能だが、なかなか演奏できる機会もないので、古楽器に興味があるトロンボーン奏者は問い合わせてみよう。


【サクバットとは・・・】

サクバット(sackbut)とは英語で昔のトロンボーンの事です。語源はフランス語でsaque(引く)boutie(押す)から来ています。

先祖はまっすぐな管の先端を広げマウスピースをつけたシンプルなトランペットです。それを持ち運びの利便性のために曲げたのがナチュラルトランペットで、そのベルの部分を伸縮出来るようにしたスライドトランペットがサクバットの直接の祖先にあたります。

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↑ナチュラルトランペット

元々のトランペットは長く、今のトロンボーンと同じ長さで、上の音域を受け持っていたので倍音が多くて、何となく音階も吹けました。しかしトロンボーンは倍音が離れている下の音域担当なので、動く管をU字にして伸びる長さを倍に出来る発明により全ての音を吹けるようになって、やっとサクバットが完成し、それは15世紀の半ば過ぎと言われています。

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↑スライドトランペットとテナーサクバット

活躍したのは16、17世紀で、その後は大きな音を要求されたりしてどんどんベルが大きく、鳴り易いように変化して今に至っています。

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↑左からサクバット(ルネサンス・バロックトロンボーン)、クラシカルトロンボーン、モダンテナーバストロンボーン

サクバットの特徴は細身で柔らかく繊細で、教会のように良く響くところでその本領を発揮します。

(宮下宣子)


イベント詳細は以下の通り。

日時:2016年10月8日(土)13時半~、9日(日)、10日(月・祝)~16時

場所:BumB東京スポーツ文化館(新木場駅より徒歩10分)

講師:
コルネット 濱田芳通
サクバット 宮下宣子

今年のテーマ 『オペラ』

1. 個人レッスン(基本奏法、希望曲と並行して、バロックオペラの挿入曲などの課題曲を事前配布)

2. 10月8日(土)18時より 鎌倉鶴岡八幡宮特設会場で行われる日伊修好150周年記念オペラ「ジャパン・オルフェオ」(両講師出演)鑑賞ツアー付き

3. アンサンブルレッスン(オペラ挿入曲を中心に)

4. 発表会
☆楽器をお持ちでない方もご相談下さい。初心者大歓迎!

☆聴講コースあり。

参加料:全日 3万円 一日につき1万5千円

聴講料:一日につき5千円
※但し8日のみの聴講は受付けておりません。

別途:(館内食べ物持込み不可のため)
朝食648円 昼食761円 夕食1,296円

同施設宿泊ご希望の場合
5人部屋(4,320円)

宿泊、食事のご希望なども既にお決まりの方は宮下宣子までお知らせください。

お問い合わせ・お申し込み:
宮下宣子
sackbutnm@gmail.com


miyashita宮下宣子(みやした のぶこ Nobuko Miyashita)

東京藝術大学音楽学部及び同大学院修士課程修了。在学中に安宅賞受賞。文化庁海外派遣研修員としてケルン音楽大学に留学、最優秀で卒業。

第1回モーリス・アンドレ国際コンクール・アンサ ンブル部門入選。第49回毎日音楽コンクール金管楽器部門第3位。

大学在学中より日本オーケストラ界初の女性金管奏者として新日本フィ ルハーモニー交響楽団に入団、現在に至る。

フェリス女学院大学非常勤講師。日本トロンボーン協会理事。トロンボーンを伊藤清、ブラニミール・スローカー各氏に師事。

一方、サクバットをフランク・ポイトゥリノ、シャルル・トゥート、古楽を濱田芳通各氏に師事。

2010年日本人初のサクバット・リサイタルを開催、ソロアルバムCD「サクバットの決意」をキングレコードよりリリースしレコード芸術誌上高く評価される。

作品のオリジナリティを追求するためサクバット、クラシカル・トロンボーン、テナーホルン、バスフリューゲル、ナチュラルトランペット、スライド・トランペットなど駆使した活動を積極的に行なっている。

古楽金管アンサンブル「ANGELICO」アンジェリコ主宰。神に祝福された楽器サクバットの日本での普及に尽力中。

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