吹奏楽ファンよ、ロックを聴こう(No.1)セックス・ピストルズ(Sex Pistols)

Download PDF

この記事を読むのに必要な時間は約 3 分 3 秒です。

三度の飯よりロック好き、Wind Band Press梅本です。

このコラムでは主に洋ロックを主食とする梅本が、吹奏楽ファンや吹奏楽部の学生の皆様に「これを聴いてくれ!」と激オシしたいロックバンドやCD、曲などを紹介していきます。

特に吹奏楽ではポップスやロックの曲をアレンジした作品を演奏する機会も多いと思いますが、クラシックや吹奏楽ばかりを聴いていてはいつまでたっても「なんかポップス感がないなあ」という演奏になりかねません。

ロックやポップスを演奏する際には原曲を聴くのが一番ですが、日ごろからロックやポップス、はたまたジャズなど、様々なジャンルの音楽に触れて、色々なことを吸収し、フィーリングを自分のものにしていただければ幸いです。

さて記念すべき初回の今回はイギリスのパンク・バンド「セックス・ピストルズ(Sex Pistols)」を取り上げます。

パンクと言えばイギリス、そしてセックス・ピストルズとクラッシュという2つのバンドは70年代の初期パンクを代表するイギリスの2大バンドです。

吹奏楽ファンの方だとクラッシュは知らなくてもセックス・ピストルズの名前を聴いたことがある方は多いかもしれませんね。

「アナーキー・イン・ザ・UK」などの曲で知られていますが、スタジオアルバムは1枚(「勝手にしやがれ!!(Never Mind the Bollocks)」)しか出さずに解散してしまいました。

ピストルズは、「反体制音楽」としてのパンクの代表的なバンドです。

とか難しいことを書いていくとキリがないので吹奏楽ファン、または演奏家の皆様に感じてほしいのは、「伝えたいんだ」「訴えかけたいんだ」という表現の初期衝動ですね。

まず伝えたいことがあって、その手法として音楽を選ぶ。

初めは「なんか楽器ってかっこいいなあ」と思って吹奏楽や管打楽器の道を選んだかもしれませんが、楽譜を演奏するうえではぜひ「伝えたい」「表現したい」という欲求をもって、その表現手段として楽器を捉え、自発的な演奏が出来るようになってほしいと思います。

とはいってもそんなことを考えたこともないよ、という時期ですと「表現って何?」「伝えたいことって何?」となってしまいます。

そこでとりあえず、映像を見てみましょう。

特にボーカルのジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)の目ですね。

道化がかっているのも一つの表現手段だと思います。

▼Anarchy In The UK

▼God Save The Queen

「God Save The Queen」なんてのは国歌と同じタイトルにして中身は「No Future」と歌っているわけでまあなんとも怖いもの知らず、という感じですね。右翼に襲われたそうです。

今でこそ「こんな感じの動きのボーカリストはゴロゴロいるわ」という感じですが、まあ影響を受けている方も多いでしょうね。

当時のイギリスはハードロックやプログレッシブロックといった、クラシック・ファンも好きそうなスタイルの音楽が主流でしたが、そこにこれをブチ込んできたわけです。

演奏は上記ハードロックやプログレッシブロックのバンドに比べると上手ではないですが、「そんなこと関係あるか、言いたことをまず言わせろよ」というその姿勢に注目していただきたいですね。

ロックが複雑化していた時代にシンプルなコードとメロディで若者の心をガッチリつかんだところもポイントですね。

どちらかというと独自のファッション、反体制的な歌詞、スキャンダラスな言動や騒動などで注目を浴びることになったバンドですが、ぜひCDを買って、歌詞に込められた主張と一緒にこのザクザクした音楽を楽しんでみてはいかがでしょうか。

ロックもクラシックも同じですがメッチャ詳しく語れる方ってのがいるもので、ピストルズの関連本はこちらになります。




CD「勝手にしやがれ!!(Never Mind the Bollocks)」はこちら。

Amazon

楽天

勝手にしやがれ!! [ セックス・ピストルズ ]

価格:1,490円
(2017/6/26 17:30時点)

Facebook にシェア
Pocket
LINEで送る
LinkedIn にシェア