「吹奏楽部で活動する学生さんたちに、幅広いジャンルの音楽の楽しさを伝えられたら」 インタビュー:「Cheer Up! みやぎ」編集長 三嶋令子さん

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2017年4月7日に、ノンジャンル音楽WEBマガジン「Cheer Up!」を母体としてスタートした非営利サイト「Cheer Up! みやぎ」。

主に宮城県の吹奏楽と音楽シーンを応援するサイトです。

今回は、編集長の三嶋令子さんにお話を伺いました。


―サイトには「このサイトは、宮城県で吹奏楽を演奏している皆さん、そして宮城県を拠点に音楽に携わる方々を応援する趣旨でスタートしました。」との表記がありますが、スタートのきっかけを教えてください。

2011年から個人でノンジャンル音楽WEBマガジン”Cheer Up“をスタートさせ、JAZZ、シンガーソングライター、ROCKなど数多くのミュージシャンのインタビュー記事や新譜情報を掲載しております。

こちらは全国版ですが、やはり地元・宮城県の音楽シーンを応援する活動も何らかの形で出来ないか?と思っていました。

そんな中、今年3月に大学の吹奏楽部のOBOG演奏会に出演した際、指揮者の畠山渉さんと出会いました。

宮城県のクラシック、吹奏楽事情に通じている彼と一緒に「Cheer Up! みやぎ」を作れば、お互いに補い合って多彩なコンテンツを展開し、面白いことが出来るのではないかと思いました。

打ち合わせを重ね、デザインをしてサイトを公開したのが4月7日です。

―同じくサイトには「参加型のサイト」との表記がありますが、具体的にユーザーはどのような形でサイトに参加することが出来るのでしょうか。

宮城県内の中学校、高校などの吹奏楽部を訪問して記事にする「Hello!吹部フレンズ」、吹奏楽部の運営や日々の部活動の悩みに指揮者 畠山渉が答える「吹部 Cheer!トーク ~吹奏楽Q&A~」をもうすぐスタートさせる予定です。

まずはこの2つのコンテンツで、吹奏楽部で活動される学生さんたちに参加頂きたいと思っております。

この2つのコンテンツを展開させつつ、他にもユーザーに参加頂けるコンテンツのアイディアを練っていきたいと考えております。

―サイトの運営方針やポリシーなどがあれば教えてください。

・読み手の立場になってサイトを作る。
・読み手も作り手も、そして参加下さる音楽家も、みんな楽しい気持ち・元気になれるようなサイト運営をする。
・誠実な気持ちでサイトを運営する。
ですね。

―サイト開設からまだ日が浅いですが、サイトを運営する中で見えてきた現在の宮城県の吹奏楽事情や音楽家事情などについてお伺いできますでしょうか。

私は高校生の時に学校に吹奏楽部がなかったため、一般の社会人中心の吹奏楽団に入って活動していました。その頃、社会人吹奏楽団が集まった合同演奏会があり、岩井直溥先生が指揮されたりして、とても盛り上がっていたように思います。

今回、久しぶりに宮城県の社会人吹奏楽団について調べていたら、吹奏楽団の数がかなり増えていて驚きました。

中にはお子さん連れで練習できる楽団や、都度・自由参加型で気軽に演奏を楽しむ楽団など、いろいろな趣旨の楽団があり、楽器を演奏したい気持ちを実現させようと頑張っている方々が多いと感じています。

一方で、学校の吹奏楽事情や、音楽家事情については私はまだよく分かっていない部分が多いので、そのあたりに詳しい当サイトのコーディネーターである指揮者の畠山渉さんと話し合いをしながら、今後のサイト運営や企画について考えていきたいと思っております。

―吹奏楽およびクラシック音楽の業界の中で、どのような役割を果たしていきたいと考えていらっしゃいますでしょうか。

吹奏楽部・吹奏楽団では、吹奏楽オリジナルやクラシックのほか、ジャズ、ポップス、フュージョン、歌謡曲など実に様々なジャンルの曲を演奏しますね。

吹奏楽部で活動する学生さんたちに、幅広いジャンルの音楽に興味を持つきっかけになるようなコンテンツを提供することにより、幅広いジャンルの音楽の楽しさを伝えられたらと思います。

異なるジャンルを繋ぐ役目も出来るようになったらいいなと考えております。

―5月末には新しく「私の吹部時代」という特集コンテンツも始まりました。今後どのようなコンテンツを増やしていきたいと考えていらっしゃいますでしょうか。

宮城県にゆかりの音楽家のインタビュー記事を増やしていきたいです。
サイトの顔である畠山渉さんがアイディアマンなので、今後どんどん面白い企画が浮かんでくると思います。動画や音声コンテンツなども取り入れていけたらと思っています。

―将来の展望についてお伺いできますでしょうか。

現在は非営利ですが、いずれは事業として展開させ、イベントを企画するなど地域の音楽シーンの活性化のお役に立てるようになりたいです。

そのためにも、「千里の道も一歩から」という気持ちで一つ一つの記事を丁寧に作っていくつもりです。

 


インタビュー・文:梅本周平(Wind Band Press)


まとめ:

いかがでしたでしょうか。

今では様々な情報サイトもありますし、個人での情報発信もハードルが下がってきましたね。発信先も全国各地はては海外と色々あるかと思います。

そんな昨今ではありますが、地域に密着し、様々な角度からその地域の魅力を伝えることで、まずはその地域から吹奏楽を盛り上げていこうというサイト、または多くの切り口を持ったサイトがもっと増えてもいいのかな、という気がしました。

宮城県の皆様、ぜひ「Cheer Up! みやぎ」をチェックしてみてくださいね。




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