「音符を記号のように見ていませんか?」有吉尚子の【耳を良くする管楽器レッスン法】~ソルフェージュ×アレクサンダー・テクニーク~

この記事を読むのに必要な時間は約 4 分 3 秒です。

わたしたちはソルフェージュの
訓練では楽器ではなく声で
やっていることがほとんどです。

しかしソルフェージュというと
趣味でやってる方にとっては、
楽器をたのしく演奏したいのに
なぜ歌をやらなければならないのか
わからないし、
歌は自信がないし面白くもない。

なんて思ってしまっている
かもしれませんね。

楽器ではなく声でやるのは、
どんな理由なんでしょうか。

「歌うように演奏するため」
というのはその通りだと思います。

歌うためにはまず
何をどう歌いたいかを
はっきりさせる必要があります。

やりたいことのイメージが
漠然としていると
声にしたときにやっぱり
あやふやになっていますが、
声で歌うことで
はっきりしますね。

それは話す前には
話したいことを頭の中で用意する
のと同じことですが
そうもいかずつい何も考えず
音を出してしまうことって
ありますよね。

「つい」と言いつつも
一体なぜ何をしたいかを
頭の中に用意する前に
音を出そうとしたくなるの
でしょうか。

実は学校吹奏楽から
音楽を始めた多くの人が
「この音符はこの運指」
という楽譜の記号と
身体コントロールを結びつけて
最初に覚えてしまっています。

それ自体は必要なことですが
「この音符はどんな音だから」
というのが抜けてしまうんですね。

「ここはラだからこのキー」
「次はシだからこの穴を押さえる」
なんていう風に
身体の操作で夢中になってしまうと
音をイメージするのが
お留守になってしまいがち。

それが習慣になると音符を見たら
指やアンブシュアをどう動かすか
しか考えられなくなってしまうので
楽器を外して声だけにすると
何がしたいかわからなくなって
しまうんですね。

ソルフェージュをやらずに
楽器操作だけ練習するのは
何を言うか決めずに
早口言葉の練習を
するようなもの。

混乱する練習をしている
ようなものです。

楽器なしで音符をテンポで
読んでみる、なんていうのも
頭を整理するのに
役立ったりしますよ!

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※この記事の著作権は有吉尚子氏に帰属します。


有吉尚子氏プロフィール

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栃木県日光市出身。
都立井草高等学校卒業。2007年洗足学園音楽大学卒業。2009年同大学院修了。
クラリネットを大浦綾子、高橋知己、千葉直師の各氏に、室内楽を平澤匡朗、板倉康明、岡田伸夫の各氏に師事。

ミシェル・アリニョン、ポール・メイエ、アレッサンドロ・カルボナーレ、ピーター・シュミードルの各氏の公開レッスンを、バスクラリネットにてサウロ・ベルティ氏の公開レッスンを受講。

受講料全額助成を受けロシア国立モスクワ音楽院マスタークラスを修了。
及川音楽事務所第21回新人オーディション合格。

2010年より親子で聴ける解説付きのコンサ-ト「CLARINET CLASSICS」~クラシック音楽の聴き方~をシリーズで行う。
2015年、東京にてソロ・リサイタルを開催。

オーケストラやアンサンブルまたソロで演奏活動を行っている。
また、音楽講師のためのソルフェージュや音楽理論、演奏するときの効率的な身体の使い方などレッスンや執筆、コンクール審査などの活動も行っている。

ボディチャンス認定ボディシンキング(身体の構造と機能指導資格)コーチ。
アレクサンダー・テクニーク教師。

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