「皆様が未来の音楽を造っていく、という自覚を」 インタビュー:株式会社 東京ハッスルコピー 取締役 佐々木通和さん

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昭和48年の設立以降、写譜・浄書に加え、楽譜の出版・レンタルも行い、吹奏楽の世界でも存在感を増している東京ハッスルコピーさん。

今回は、取締役および事業統括の佐々木通和さんにメールインタビューをさせていただきました。

佐々木さんは青山学院大学卒業後、東京ハッスルコピーに入社してすぐにテレビ朝日のクラッシック音楽番組のライブラリアン的な仕事に従事。

その他の音楽番組、音楽イベント、録音の楽譜作りを通しジャンルを越えた音楽制作のノウハウを各方面のスペシャリストから学んでいらっしゃいます。

さて、どんなお話が聞けるのでしょうか。


―お忙しいところ、お時間を頂き誠にありがとうございます。

今回は東京ハッスルコピー様について色々とお話をお伺いできればと思います。

まずは株式会社東京ハッスルコピー設立のきっかけとこれまでの発展の経緯をお伺いできますでしょうか。

社名を命名した下さった山本直純先生、それに広瀬良平、宮川泰、服部公一の各先生方にフル稼働してくれる写譜屋を望まれたのが発足のきっかけで、他の作曲家諸氏も含め、弊社の設立時には多大なご協力を賜りました。

当初は劇伴や録音の仕事が主でしたが、徐々にスキルを高め現代曲の仕事も増え、作曲家、制作者、全国のプロオーケストラ等のご支援も頂きつつあらゆるジャンルの楽譜製作を網羅出来るようになり、そのノウハウをアマチュア向けの吹奏楽やアンサンブル譜の出版事業に生かし今日に至ります。

―会社概要には「創立以来約40年にわたる実績と経験を活かし、今後もプロとしてのクオリティを追求し続けます。」との文言がありますが、佐々木様が考える「プロとしてのクオリティ」とはどのようなものでしょうか。

早く正確な読みやすい楽譜を作る技術です。

―そのほか、サイト上には記載されていない企業理念・経営理念などをお聞かせ願えれば幸いです。また、社風はどのような感じなのでしょうか?

弊社の楽譜をご覧になって頂ければ、理念はそこにある筈だと思っております。

社風は宮崎映画のたたら場のように女性が生き生きと働いている、ように感じる社内です。もちろん、男性陣も頑張ってますよ。

―過去には当時の大阪市音楽団の定期演奏会でネーミングライツパートナーにもなっていますが、東京ハッスルコピーの取締役として、現在の吹奏楽を取り巻く環境および御社の果たす役割についてどのように考えられているでしょうか。

吹奏楽譜の出版事業を始めるにあたり宮川彬良先生とも話したのですが、老若男女を問わず楽しんで頂ける様なステージを創れるライブラリーを作っていきたいということです。

学校の音楽教育を巣立ち、独自性を持った音楽活動をなさっている方々に利用して頂ける様なライブラリー(楽譜出版)作りといったところでしょうか。

―吹奏楽以外にも様々な編成のクラシック音楽の楽譜を出版されていますが、今後はどのような展開が予定されていますでしょうか。

弊社は作曲家に寄り添う仕事を生業(なりわい)としておりますので、そのスタンスを貫くのみでございます。

―御社の将来の展望などお聞かせ願えますでしょうか。

地道に目の前の仕事をコツコツと確実に。

ただ、音楽愛好者を培っていけるような事業には全力で取り組みたいと考えております。

―最後になりますが、この記事を読んでいらっしゃる音楽愛好家の皆様に向けてメッセージをお願いいたします。

音楽を愛する皆々様、音源を買ってお聞き下さい。

楽譜をお求めになってご存分に演奏して下さい。

コンサートに足をお運びになって下さい。

間接的ではありますが、皆様が未来の音楽を造っていく、という自覚をどうかお持ち下されば幸甚です。

―本日はお忙しい中、どうもありがとうございました。


インタビュー・文:梅本周平(Wind Band Press)


まとめ:

いかがでしたでしょうか。

さすがに歴史のある会社の取締役であられるだけあって、非常に真摯な印象でした。

このような会社がないと、商品の品質も、サービスの品質も上がりません。

吹奏楽業界、仲良しこよしでも別に構いませんが、切磋琢磨していくためにはそれぞれの分野で職人気質の人、会社がもっと必要なんじゃないかなと感じました。

もし皆さんが東京ハッスルコピーさんの楽譜をお手持ちであれば、あらためて楽譜を見て、その中に込められている思いを感じ取ってみてください。

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